THE SAX vol.94

タワレコおすすめCD! 「Rocks」 Randy Brecker ほか

タワーレコードのバイヤーお勧めの1枚をご紹介!

「Rocks」/Randy Brecker/David Sanborn/Ada Rovatti/Wolfgang Haffner/NDR Big Band

[N77057]Jazzline Records
[曲名]First Tune Of The Set、Adina、Squids、Pastoral、The Dipshit、Above And Below、Sozinho、Rocks、Threesome
[演奏]Randy Brecker(Tp,Flhr)、David Sanborn(As)、Ada Rovatti(Ts,Ss)、Wolfgang Haffner(Ds)、NDR Bigband

ブレッカーズの曲も取り上げたランディとビッグバンドの共演盤

トランぺッター、ランディ・ブレッカーがドイツのNDRビッグバンドと共演したスタジオ・レコーディング作。ランディの過去の楽曲をビッグバンド用にリアレンジして聴かせている1作であり、ブレッカー・ブラザーズ時代のナンバーも取り上げた話題盤。サックスはアルトにデヴィッド・サンボーン(タイトル曲『ロックス』参加!)、テナー&ソプラノにアダ・ロバッティがそれぞれ3曲にフィーチャーされ、ゴージャス極まりない演奏を繰り広げる。

(文:タワーレコード 馬場雅之)

タワーレコード公式サイト

 

登場するアーティスト
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デヴィッド・サンボーン
David Sanborn

1945年7月30日フロリダ州タンパ生まれ。幼少の頃小児マヒにかかり、医師のすすめでリハビリとしてアルト・サックスを始めるようになる。15才の時に地元のブルース・バンドでプレイし、アルバート・キング等のミュージシャンとの共演歴を持つ。ノース・ウェスタン大学、アイオワ大学で音楽を学び、サンフランシスコに移った時にポール・バター・フィールド・ブルース・バンド、リトル・ミントン・バンドに参加。1971年になるとニューヨークに拠点を移し、スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・ボーイのグループに参加。B.B.キング、ジェイムス・ブラウン、トッド・ラングレン等のレコーディングにも参加し、それ以来トップ・スタジオ・ミュージシャンとして大活躍する。その後ポール・サイモン、ジェイムス・テイラー、マイケル・フランクス、リンダ・ロンシュタット、カーリー・サイモン、チャカ・カーン、イーグルス等のレコーディングにも参加し、そのサンボーンの独特な音色は日々注目されるようになる。そして1975年、ワーナー・ブラザーズと契約。初リーダー作『テイキング・オフ』を発表する。1980年に発表した『ハイダウェイ』は大ヒットし、ゴールド・ディスクを獲得する。1981年『夢魔』でゴールド・ディスク、そしてグラミー賞最優秀R&Bインストゥルメンタル賞を受賞し、その後トップ・サックス・プレイヤーとして君臨する。また、メル・ギブソン主演の映画『リーサル・ウエポン』の音楽にもエリック・クラプトンと共に参加し、評価を得る。テレビでもNBCの『ナイト・ミュージック』のホスト役を1988年より担当し人気を博す。日本でも、1978年の深町純ニューヨーク・オールスターズの一員として来日してから数多く来日。1999年12月、名門VERVE MUSIC GROUPと契約。2003年5月、『タイムアゲイン』リリース。2004年11月『クローサー』リリース。最近作は2015年リリースの「タイム・アンド・ザ・リヴァー」。

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