サックス記事

第3回「フラッタータンギングに挑戦」

THE SAX vol.37

1840年代に誕生した比較的新しい楽器、サクソフォーン。ゆえに、プレイヤーは自分の心にある音楽をより正確に表現すべくいろいろな奏法─現代奏法─を生み出している。そして同時に、そんな多くの可能性を秘めたサクソフォーンのために、新しい奏法を用いた曲を書く作曲家も増えている。
このコーナーでは、そんな現代で自由自在にサクソフォンの演奏を楽しむために身に付けておきたい最先端の奏法、いわゆる“現代奏法”を、その道の第一人者である大石将紀が伝授する。
今回は前回までの「スラップタンギング」に引き続き、舌を使ったテクニック「フラッタータンギング」に挑戦してみよう。

 

第3回 フラッタータンギングに挑戦

【フラッタータンギングとは何ぞや?】

前回のスラップタンギングに続き、今回も舌を使う技「フラッタータンギング」に挑戦してみましょう。
フラッタータンギングとは音を「ブルルルル」と震わせるテクニックで、現代音楽はもちろんフリージャズなどでも耳にします。現代奏法としてはこれも比較的知られているテクニックですよね。フラッタータンギングを手始めに本来のサクソフォンの持つ音色とは違うものをマスターして、いろいろな響きを手に入れましょう。

 

● 次のページに続く

・実践編:フラッタータンギングの心得
・フラッタータンギング、その原理
・其の1 舌を震わせるフラッターを習得
・其の2 喉を震わせるフラッターを習得


 

プロフィール
大石将紀
(おおいしまさのり)

1999年東京芸術大学卒業。2001年同大学院修士課程修了。同年9月渡仏し、パリ国立高等音楽院に入学。在学中はフランス国内における数々のコンクールで入賞。04年アムステルダム音楽院に短期留学。同年6月にパリ国立高等音楽院サクソフォン科、室内楽科を、06年には即興演奏科をすべて最優秀の成績で卒業。さらに05年よりパリ国立高等音楽院第3課程室内楽科(サクソフォン四重奏)に進み07年6月に修了。在仏中はソリストとして、またサクソフォン四重奏「OSMOSE」のメンバーとしてクラシックはもとより、現代音楽、若手作曲家の作品発表を精力的に行なっており、これまでにイギリス、スイス、フランスなどのヨーロッパ諸国を始め、ナイジェリア、ニジェール、中国等で演奏活動を展開している。また、舞踏家の保坂一平とも共演を重ねる。2008年3月に日本に帰国し、東京オペラシティ財団主催「B→C100」に出演後、国内での活動を本格化。現在、東邦音楽大学、同大学院非常勤講師として後進の指導にもあたっている。サクソフォンをC.ドゥラングル、須川展也、平野公崇、彦坂眞一郎、冨岡和男、A.ボーンカンプの各氏に、室内楽をL.ハダディー、中村圴一の各氏、また即興演奏をA.サブレ、A.マルケアスの各氏に師事。

この記事の続きはCLUB定期会員限定です。メンバーの方はログインしてください。 定期会員に入会するとこの記事をすべてお読みいただけます。

1   |   2      次へ>      
【関連キーワード・アーティスト】

大石将紀







メニューリスト