サックス記事

サクソフォーンの過去、現在、未来を「発見」する新シリーズを始動 トルヴェール・クヮルテット

THE SAX vol.97 Interview

結成から30年以上にわたりサクソフォン四重奏のトップを走り続けるトルヴェール・クヮルテットが、新しいコンサートシリーズ「トルヴェール・ディスカヴァリーズ」を展開する。ユーモアとシリアスの両面を併せ持ち、そのキャラクターを巧みに表現する彼らのプレイは多くのファンに支持されているが、その軸はそのままに、これまで披露してきたオリジナル・レパートリーにも改めてスポットを当てるという。(取材協力:STUDIO1619)

 

“らしさ”が詰まったオリジナル・レパートリーの数々

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今回始まるシリーズ「ディスカヴァリーズ」には、4つのテーマがありますね。まず、これまで委嘱されてきたオリジナル・レパートリーに改めて焦点を当てるということですが、発案者は?
須川
神保くんが我々の仲間に入って2年が経ち、どんどん馴染んできましたが、彼は以前からトルヴェールを聴いてくれていた存在でもあります。「最近はこの曲やらないんですか?」など、神保くんからリクエストされることも多くなり、確かにそういえばご無沙汰だね、という曲にも目を向けてみようということになりました。
彦坂
昔やっていたものにも良い作品がたくさんあって、それをやる機会がなくて忘れられたりするのはもったいないし、まだ神保くんはやってないので、やってもらいましょう、と(笑)。
神保
今回取り上げる『デューク・エリントン~』は、僕が受験生のときにこの曲が入っているアルバムをよく聴いていたんです。当時からトルヴェールのコンサートにもよく行っていたのですが、この曲を生で聴けたのは一回だけかな? とにかく好きな曲で、メンバーとしてぜひ演奏したいなと思いました。

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トルヴェール・クヮルテット

プロフィール
トルヴェール・クヮルテット

1987年に須川展也(Ss)、彦坂眞一郎(As)、新井靖志(Ts)、田中靖人(Bs)により結成。2017年には神保佳介祐(Ts)が加わり、結成30周年を迎えた世界トップレベルのサクソフォン四重奏団。「個性と融合」をコンセプトに、コンサートではサックスのためのクラシカル作品から、トルヴェールならではのオリジナル編曲作品までを展開。ピアノの小柳美奈子も加わってのボーダレスな活動内容が、幅広い層に圧倒的な支持を得ている。その音楽性と驚異的な技巧によるアンサンブルが、世界最高峰のサクソフォン四重奏としての評価をゆるぎないものとしている。


Concert Information

トルヴェール・ディスカヴァリーズ! vol.1
日時:11月30日(土)14:00開演
会場:東京文化会館 小ホール
曲目:長生淳:デューク・エリントンの時代から(1999年トルヴェール・クヮルテット委嘱作品)、A.ドヴォルザーク/神保佳祐編曲:弦楽四重奏曲 第12番 へ長調 作品96〈アメリカ〉、A.ベルノー:サクソフォン四重奏曲、石川亮太:ストライク・アップ・ザ・シュトラウス(2018年トルヴェール・クヮルテット委嘱作品)
料金:S席¥5,000、A席¥4,500
チケット申込み・問合せ:03-3235-3777(コンサートイマジン

 

次ページにインタビュー続く
・クラシック作品やサックス四重奏のオリジナル曲を紹介
・お客様と音楽を共有する空間にしたい

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須川展也 | 彦坂眞一郎 | 神保佳祐 | 田中靖人 | 小柳美奈子

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