今話題の消音・防音グッズの実力はいかに!?
新型コロナウイルスの影響で思うように出かけられなかったり、
自宅待機を余儀なくされている今、自宅でできる消音・防音グッズの需要が高まり、
インターネットを中心に売れ行きを伸ばしています。
メーカーの紹介動画や、ユーザー個人でのレビュー記事や動画などはたくさん見かけますが、詳しく掘り下げたものや信憑性に欠けるものが多いく、複数商品をしっかり比較できているものがあまりない気がします。
そこで今回はアルソ出版の日頃のメーカーパイプを使い、メーカーや販売代理店さんからサンプルをお借りし、5種類の消音グッズを一気に検証してみました!
「騒音」の基準って? どこからどこまで??
環境省発表の「騒音に係る環境基準の評価マニュアル」では、
住居地域として騒音レベルの低い数値は昼間で55dB(デシベル)以下、夜間で45dB以下
という数値が挙げられています。
ちなみに環境省のサイトによると、
昼間とは「午前6時から午後10時まで」、夜間は「午後10時から午前6時まで」と決められています。
他にも、“社会福祉施設などが集合して設置される地域”は上記より基準値が5dB低かったり、
同じ住居地域でも“2車線以上の道路に面している住居地域”は逆に基準値が高かったりと、
意外と知らないこと満載なので、ぜひ環境省の同項もチェックしてみてください。
環境省ホームページ:https://www.env.go.jp
では、サックスの音のデシベル数というと……その場で生音を聞いた場合、
100〜110dBと言われているので、相当大きな音になりますね。
いまいちピンとこないかもしれませんが……地下鉄が走る音や滝に打たれる水の音と
同等レベルとされています。コレってかなり大きいですよね?
検証前に実際に測ってみましたが、アルトもテナーもともに100〜110dBでした。
数ある楽器の中でもトップクラスの“爆音”を誇るサックスですが、
重要なのは演奏する場所以外で聴こえてくる音=騒音レベルですよね。
これは一般的な集合住宅でサックスを吹いた場合、
隣の部屋で聞こえる騒音レベルは木造(W)造りで70〜80dB、
鉄筋コンクリート(RC)造りで60〜70dB程度と言われているようです。
(そりゃ家で普通に吹いたら苦情きますわな……)
※上記の集合住宅の数値は一般値で、住んでいる家の構造や設計、
そして近隣の周辺環境によっても変わってくることは前提としてご理解ください。
と説明したところで!
今回は、「昼間55dB以下」の数値を目標にし、さっそく検証していきたいと思います!
今回検証する消音・防音グッズはこちら↓