SELMER Paris アルトサクソフォン⽤マウスピース

セルマー・パリと巨匠のコラボモデルは、 渾身のハイブリッドマウスピース

パリ国立高等音楽院教授であり、クラシックサクソフォン界の世界的な巨匠、クロード・ドゥラングル。セルマー・パリ社と氏のコラボレーションで開発されたアルトサクソフォン用マウスピースが登場した。デザインは同ブランドの「Concept」シリーズをベースとしているが、シャンク先端部分の金属リングが目を引く。この金メッキが施されたリング、実は内部のボアからスロートにかけて一体となっている。つまり外側がエボナイト、内側が金属の“ハイブリッドマウスピース”で、手にしてみると通常のエボナイト製マウスピースよりも重量を感じる。これにより音の遠達性が増強され、他のモデルとは一味違う、緻密で豊かなサウンドを実現している。巨匠の名を冠した新モデルは、これから大きな注目を集めることだろう。

 

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SELMER Paris アルトサクソフォン⽤マウスピース “Claude Delangle” クロード・ドゥラングル
[仕様]オープニング:1.65mm、 フェイシング長さ:24mm、ラウンドチェンバー
[価格]¥29,500(税別)

野中貿易株式会社
https://www.nonaka.com/

登場するアーティスト
画像

クロード・ドゥラングル
Claude Delangle

パリ国立高等音楽院で学び、サクソフォーンと室内楽の両方で1等賞を受賞。以来クラシックと現代音楽の両分野での世界的なサクソフォーンの名匠との評判をうち立て、現代曲においてはサクソフォーンに対する認識を広めることに貢献している。昨シーズンはM. ジャレルの『復活』とB. ジョラスの『セカンド・コンチェルト』の初演を行い、F. マルタンの『バラード』の日本初演を行なった。L. ベリオの『レシ』も初演し、リスボンのGulbenkian財団とSchleswig-Holsteinフェスティバルでも演奏している。ドゥラングルとベリオはたびたび共同で活動しており、ヨーロッパ、アメリカ中を演奏旅行している。ストラスブール・ミュージック・フェスティバルからは、タンゴに触発された曲でアルゼンチンの10人の作曲家が書いた「Tango Futur」の初演を行うよう招待を受けた。また、1986年にピエール・ブーレーズが初めて招待して以来、アンサンブル・アンテルコンタンポランと共演している。フランス国立管弦楽団など数々の管弦楽団と共演し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団には1992年以来招かれている。1988年からパリ国立高等音楽院で教鞭を執っており、世界各地でマスタークラスを開催している。さらにフランスサクソフォーン協会、国際サクソフォーン委員会の会長を務めている。

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