噂のアイテム徹底検証 第5回|THE SAX vol.87

本田雅人がリーフレックを使い続ける理由

オランダ発、管楽器の響きと音量を増幅させるアイテムとして大きな反響を呼ぶ『リーフレック』。本誌vol.82では、本田雅人氏のファーストインプレッションをお届けした。リーフレックの効果に衝撃を受け、その後現場でも愛用しているという本田氏に、再び話を聞くことができた。
取材協力:島村楽器株式会社

本田雅人B.B.STATION

「本田雅人B.B.STATION」のライブに、リーフレックを付けて臨む本田雅人氏 Photo by Makoto Ebi

思い描いた“音の鳴り”が得られて、とにかく気分良く吹ける

─本田さんは以前の取材でリーフレックを試された後、ライブなどの現場でもお使いと伺いました。
本田 そうですね、だいたい付けていますよ。特に自分のライブなど、パワーが欲しいときに重宝しています。 アルトでは、あの取材のときに気に入った「ゴールドプレート(41mm)※1」を引き続きメインで使用しています。たまに「ゴールドプレート」「ソリッドシルバー※2」の2枚付けもやりますね。テナーでもアルトと同じ効果を感じます。ちなみにソプラノは「ゴールドプレート」だと鳴りすぎるので、少々音がまろやかになる「ソリッドシルバー」のほうが好みでした。ほとんどメタルのマウスピースと組み合わせて使っていますが、ジャズ寄りのサウンドが欲しいビッグバンドなどではラバーに付けることもあります。 リーフレックの印象は当初から変わらず、“音が太く通るように”なります。音色を含めた音の輝きが増すことで、全体として“鳴り”がパワーアップしているイメージですね。
※1 ソリッドシルバーに金メッキを施したモデル
※2 銀(Ag925)を使用したモデル

本田雅人

─実際にステージでお使いになられて、感じたことはありますか?
本田 僕がリーフレックの大事なポイントだと考えているのが、楽器が鳴るようになることにより吹いている自分の気分が良くなること。これは大いに演奏に関わる部分です。もちろん音の変化は聴く側にも伝わります。実際に周りのプレイヤーに聴かせたら、誰もが「音が違うね」と言っていましたから。ただし、付けたらガラッと別の音になるようなアイテムではありません。リーフレックは、聴き手以上に自分自身で感じる変化が大きい。付けたほうが、音の鳴りが自身でより納得できるものになります。自分が気分良く吹ける、つまり自分の思い通りの響きが得られることこそ、リーフレックが持つ一番大きな効果ではないでしょうか。

新たな素材 「ソリッドゴールド(9K、14K)」に驚愕

─実は金素材(ソリッドゴールド)のリーフレックが存在します。試してみていかがですか?

リーフレックSolid-Gold-33mm

本田 これは凄いですね! 「ゴールドプレート」は“音が太い”という印象で気に入っていましたが、こちらは“華やかで派手”ですね。また、「ゴールドプレート」より「ソリッドゴールド」のほうが瞬発力があります。軽く鳴らすことができて、さらに鳴っている感覚が速く得られる。14Kになると音が若干柔らかくなる気がするので、個人的には9Kの41mmが好みです。「ゴールドプレート」も十分すぎるほど効果を感じていましたが、「ソリッドゴールド」をステージで使うと一体どうなるんだろう。早く試したいですね、楽しみです。


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