フルート記事
THE FLUTE vol.161

リーフレックの効果は、数値やグラフに現れる!?

オランダ発、管楽器のジョイント部に付けるだけで響きと音量を増幅させるアイテムとして、世界各国で話題となっている「リーフレック」。……えっ、こんな小さなアイテムで本当に変わるの? そんな誰もが抱く疑問をスッキリさせるべく、編集部がフルート奏者関井うららさん協力のもと、さまざまな形で検証を実施! 果たして結果は!?

取材協力:島村楽器株式会社

 

検証1 音量の変化を測定!

デジベル測定器と、周波数測定器を使い、音量の変化を検証。リーフレックは「ブラス33mm」を使用した。

まずはデシベル測定器で音量を測定

関井

装着前

関井

装着後

関井

以下が周波数測定器の画像。装着前の波形が青、装着後が緑。全体的に音がそのままボリュームアップしていることがわかる。なお、素材に寄って低音域のボリュームが増すものなど違いがあった。

関井

 

検証2 音程の変化を測定!

もともとは管楽器の不安定な音程を取りやすくすることを目的に造られたリーフレック。ここではフルートを始めて間もないNさんにご協力いただき、リーフレックを外した状態と付けた状態の2パターンで、関井さんと同じスケールを二人で同時に吹いてもらった。

この時の一発録り音源がこちら↓

Nさんに感想を聞いたところ、「苦手としていた上の音域が安定して当たるようになったことに驚いた」とのこと。確かにリーフレックを付けた後は、全音域にわたり安定して音が出るようになった。

 

検証3 カラオケの採点機能を使い、演奏の変化をチェック

カラオケの採点機能を使うと効果は現れる!? 引き続きNさんが実践してみたところ、装着後は検証2と同様、音が安定してせるようになったようで、採点結果を見ても驚きの上達ぶり!? ただし、あくまで歌唱用の採点機能なので参考程度に。

※ご自身で試される場合、楽器演奏が可能か事前にお店へ確認を!

装着前

関井

装着後

関井

※画面は見やすいように一部加工を施しています。

取材協力:カラオケジャポネ(目白)

測定結果にも現れたリーフレックの効果

この日の編集部と関井さんによう検証結果では、目で見ても明確な違いが現れた。効果の感じ方は人それぞれ、ぜひ皆さんも自分なりの使い方でリーフレックを楽しんでみて!

関井さんも効果を実感

「……変わりますね!響きがぐっと増して、吹き心地もとてもよくなりました。素材によっても華やかになるものや重厚さが増すものなど、傾向がまったく異なりますね」

Profile 関井うらら
仙台市出身。音楽コーディネーターとして「演奏」「指導・指揮」「司会」を中心に音楽に関わる様々な活動を行なっている。2013年に結成したura*cocoでは2013年11月にCDをリリース、2016年に発売したミニアルバム“GIFT”はクラシック週間チャート1位を獲得。相模女子大学中学高等部講師。ヤマハ登録講師。

リーフレック全国楽器店にて発売中。アルソオンラインでも取扱い開始!



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