lefreQueがすごい !! The FLUTE vol.158

西田紀子&金野紗綾香 ×リーフレック

ジョイント部に取り付けるだけで、音の輝きや音量、さらには音色までが劇的に変わる─そんな夢のようなアイテム、その名も、リーフレック。オランダ生まれのこのアイテムがスゴイ!といま話題沸騰中。ホントにすごいの?どのくらいすごいの??......ということで、今回は吹奏楽をはじめ幅広い分野で活躍中のお二人に試奏していただいた。(取材協力:島村楽器吉祥寺パルコ店)

楽器のパワーが増す感じ(西田)
楽器に抵抗が生まれて、重量感がアップする(金野)

今回、お二人に試してもらったのは……

lefreQue(リーフレック)

オランダで開発された管楽器の音響を向上させるアイテム。楽器のジョイント部にリーフレックを取り付けブリッジさせることで、頭部管の響きを管体へダイレクトに伝えることができる。フルートをはじめとする木管楽器に加え、金管楽器などすべての管楽器で使用可能!

 

Silver Plated
レッドブラスに銀メッキ加工を施したモデル

西田:楽器を調整に出して戻ってきた直後のような、とてもいい状態で滑らかに音が出せますね。音色が不均等なのを自分で調節しながら吹いていたのが、それをしなくてもスムーズに吹けました。
金野:楽器に抵抗感が生まれるのかな……中音域の重厚感が増しますね。はずしやすいE・Fのあたりも息が入って当てやすいです。

 
リーフレック

Red Brass 
銅を採用し、より太くパワフルなサウンドを実現させたモデル

西田:息のスピードがコントロールされている感じで、吹くのが楽になりました。鳴らしやすいですね。
金野:渋い響きが出ますね。オールドの楽器を吹いたときのような……。他の楽器との音の混ざり具合とか、いろんな現場で使って試してみたら面白そう。

 

Gold Plated
ソリッドシルバーに金メッキを施したモデル

今回は、ヘッドクラウン部分に装着して使用。ジョイント部に付けるのとはまたひと味違う響きが得られると話題の(?!)付け方で、さっそく試奏してもらうと……
西田:普段だと、このくらい吹き込むとオーバーブロウしちゃうかなというところも、受け止めてくれます。弱い音で吹いても、芯がありますね。楽器のパワーが増す感じがするので、パワフルな音を出したいときに使えそうです。
金野:“管体銀”の楽器に“金の頭部管”を付けた時のような。バランスが難しいですが、細かい動きも粒立ちがハッキリ聞こえますね。装着する位置でもこんなに変わるなんて、不思議。

 
リーフレック

「こんなに変わるんだなあ……」(西田)
「気持ちよく吹けるようになる」(金野)

リーフレック

西田:中音域がとても吹きやすくなりましたね。こんなに変わるんだなあ、というのが正直なところです。あとは楽器の素材と、その人の求めている音によって、どれを選ぶかが変わってくると思います。
金野:どんな楽器でも、自分が「気持ちよく吹ける」かどうかって演奏にも影響してくる大切な部分だと思うんです。今持っている楽器の吹き心地に、少し“変化”をもたらしたいと思った時には、試してみると良いかもしれません。

 

lefreQue リーフレック

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