JAZZ ADLIB IN&OUT -THE SAX38号掲載-

第4回 マイナー7thペンタトニック・スケールの様々な使用法

それでは速いテンポの場合はどうだろうか。
もちろん上記の方法は使えるのだが、ここでは新たな方法を検討しよう。
場合によっては、この方が効果的とも考えられる。
まずII −V− I の場合の使用できるペンタトニック・スケールを考える(譜例3)。

譜例3

それぞれ2〜3個のペンタトニック・スケールを持っているが、すべてに共通するものがあることに気づくだろう。Ⅲm7だ。
コードが進行しても同じ音列が生きているので、テンポの早い曲ではこのペンタトニック・スケールを使うという選択も考えられる。

譜例4
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