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トランペットの可能性を拡げる2ndアルバム制作秘話

トランペットアンサンブルのアルティザン「Bach Artists Japan 匠」インタビュー

令和元年に日本のクラシックトランペットのトップ奏者が5人集まって結成されたトランペットアンサンブル「Bach Artists Japan 匠」。2ndアルバムの収録を終え、新アルバムのリリースへ着々と歩みを進めているという情報をキャッチし、多忙を極める「Bach Artists Japan 匠」のメンバー5人へのインタビューが実現した。結成の経緯から新アルバムのマル秘エピソード、メンバー全員が信頼を寄せるBachというトランペット。さらにはトランペットへの熱い想いを語っていただいた。
取材協力:野中貿易(株)、(株)ノナカ・ミュージックハウス
写真:井村重人(アーニーズ・スタジオ)

同じ価値観を共有するメンバー

左より尹千浩、長谷川智之、佐藤友紀 、安藤友樹、井上圭
 
まずは「Bach Artists Japan 匠」がこのメンバーになった経緯を教えていただけますか。
佐藤
私がこの団体をやろうと言い出しました。長年Bachを愛用する中で、そのトランペットの魅力をトランペットアンサンブルという形で皆さまにぜひ知っていただきたいと思うようになり、トランペットアンサンブルでは一番オーソドックスな五重奏という形態でアンサンブルを組むことにしました。長谷川さんは学生時代から一緒に勉強していた仲間で最も信頼している奏者の一人なので、まず最初に彼に声をかけ、そこから私たちが演奏面で信頼しており、人柄的にも一緒にやっていけるメンバーを長谷川さんとあげた結果、自然とこのメンバーが浮かんできました。私と長谷川さんは上吹きなので、下吹きのスペシャリストとして安藤さんと尹さん、そして上も下もどちらも吹けるメンバーということで井上さんにお声がけしました。
長谷川
このアンサンブルのコンセプトとして、もちろんBachプレイヤーが集まって演奏するということがあるのですが、もしそのような括りがなかったとしても結局この5人が集まっていたと思います。このメンバーが集まって一番感じていることは、集まったメンバーは皆、目指している音色や音楽の方向性において同じ価値観を共有している、ということです。演奏する曲を持ち寄って選ぶときも、自分がやりたいというよりは、この5人で吹いた時によりいいものができるかどうかということを自然とイメージした上で持ち寄ることができているので、スムーズに事が進みますね。
他のメンバーの方はこのアンサンブルに誘われた時にどのように感じられましたか。
安藤
私は長谷川さんから連絡をいただいたのですが、二つ返事でぜひやらせてほしいとお願いしました。佐藤さん、長谷川さん、井上さんは先輩ですごくリスペクトしている御三方ですし、尹さんは同級生で、学校は違うものの学生の頃から仲良くさせていただいており、同時にもちろんリスペクトもしています。すごいなと思っているメンバーの方々の中に自分が入って演奏できるまたとない機会だと思い、嬉しくてすぐに家族に報告したのを覚えています。
最初に川崎でワインを飲みながら勧誘していただいたのをすごく覚えています(笑)。私だけ出身大学が違うのですが、演奏の現場で頻繁にご一緒させていただいている皆さんと演奏できるということで、とても光栄に感じました。嬉しかったのはもちろんなのですが、同時にこのような高いレベルについていけるのか、最初は正直不安もありました。しかし、実際に活動を始めてみたら、この5人での演奏の楽しさが不安を上回りましたね。
井上
私もお二方からお話をいただいており、最終的に佐藤さんから電話をいただいた際には迷わず参加することにしました。ただ、私は東京を離れてから長かったので、そういった点で足を引っ張ってしまうのではないかと気になっていました。尹さんもおっしゃっていた通り演奏面でついていけるかという部分は私も一番心配してはいましたが、しかしせっかく光栄なことですし、やはりぜひ挑戦してみたいと思い、お引き受けしました。
佐藤
井上さんの拠点が愛知ということで、スケジュールのことはこちらも気になっていましたが、井上さんが「このアンサンブルのためなら東京に行きます」と言っていただけたので、井上さんが東京に来られるタイミングでスケジュール調整をしてなるべくリハーサルなどをするようにしています。五重奏の3rdパートはメロディを吹く能力と内声を組める能力というどちらの要素も必要ですが、そのどちらも対応できる奏者ということで井上さんにはぜひ参加してほしいと思っていました。
長谷川
メンバーが決まり、最初のレコーディングまで1年ほどあったのですが、その間は毎月集まって練習していました。演奏会前に詰め込んでやるというスタイルではないので、場合によってはダレてきてしまったり、モチベーションに差が出てきてしまうこともあると思いますが、そうならないメンバーだとわかっていたので、この方法で進めることができましたね。
「Bach Artists Japan 匠」というネーミングはどのように決まったのですか。
佐藤
「Bachアーティスツジャパン」は私が案を出しました。“匠”はBachアルティザンシリーズからの連想です。トランペットの演奏者の匠となれるようにという願いを込めました。
ロゴは書道家だった今は亡き安藤さんのお祖父様に書いていただきました。
 
「匠」ロゴの文字は、書道家だった今は亡き安藤さんのお祖父様直筆によるもの。たくさんの書の中で、どれを採用とするかメンバーの意見は分かれたが、メンバーの奥様たちの意見は全員一致していたとのこと
 

»»インタビューは続きます!
・トランペットアンサンブルの魅力を発信する新アルバム
・Bachにしか出せないサウンド

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