祝!創業25周年「ベストブラス」大特集
伝統と革新が融合する至高のトランペット
ベストブラス製品の中でも「挑戦」という言葉が最もふさわしいのが、最高級ハンドメイドトランペットだろう。
HAMANAGA VALVE SYSTEMを筆頭に、多くの独自のシステムを盛り込み、最先端の音響技術を追求する彼らの楽器は世界の匠ですら驚く孤高の存在だ。ここでは各モデルの大きな特徴を改めて紹介していこう。
設計を一新した新型モデルへ
トランペット用バルブシステムが現在の形に落ち着いて約100年、その構造的な問題を解決した革新的なバルブを引っさげ、2004年に登場したのがベストブラスのフラッグシップモデル「AIOLIA」だ。その後、音楽的なニーズにこたえるべく「ARTEMIS」、「APHORDITE」とモデルを拡充してきたが、2018年に満を持してフルモデルチェンジを果たしたのが現在のラインナップだ。
APHRODITE アフロディーテ
レスポンスが速く、音色は明るく音に粒があり、美しい響きを持った軽量モデル。ハイトーンが驚くほど出しやすく、トランペット奏者アレクセイ・トカレフ氏に「まるでドクシツェルになったよう」と言わしめた。オーケストラのソリストはもちろん、ビッグバンドのリードトランペッターなど、華のあるプレイヤーにピッタリ。

ARTEMIS アルテミス
吹奏感、抵抗感、重量感の完璧なバランスを追求。レスポンスの速さに加え、堂々とかつ甘美な音色で、“革新的クラシックスタイル”を謳っている。ダイナミクスレンジが広く表現に幅が出せるため、どのジャンルにおいても奏者の色が出せる柔軟性がある。

AIOLIA アイオリア
輝かしくも少しダークな音色で、音にはまとまりがあり、圧倒的なパワーと自由自在にブロウできる表現性が魅力。音の直射性と遠達性が極めて高く、楽器側が奏者の演奏を支えてくれるので、レガートなど繊細な演奏でもナチュラルに吹くことができる。
トランペットの未来を指し示す、至高のフラグシップだ。

理想を形にしたHAMANAGA VALVE SYSTEM
創業者の濱永晋二氏は「優れた楽器とは、正しく安定した定在波が発生しやすい楽器」だと語る。マウスピースからベルまでの楽器内部を行き交う波が合成された“定在波”が、トランペットの音の正体であり、この音の波を阻害しないことが楽器の響きと性能の向上に欠かせないという。
そこで濱永氏は、ケーシングを連結し、ピストン内部の断面を全て真円(凹凸が皆無)で構成した独自機構を開発。金管楽器の最も重要な内径形状(メンズール)の根本的な解決を図ったのだ。管路設計においても一般的なピストン(図左)に比べ、よりスムーズで洗練されているのが分かる(図右)。実は、こうしたバルブの製造までを自社で行なうメーカーは世界でもそう多くはない。だからこそベストブラスは軸のブレない一貫したモノ作りが可能なのだ。
従来のバルブ
BEST BRASS
自分の楽器と比較してみよう!
25th Anniversary Messages

Jamie Hovorka ジェイミー・ホヴォルカ
ジャズトランペット奏者
ベストブラスは25年経った今もなお、その名にふさわしい存在でありつづけています。私は現在も毎日、彼らのトランペット(アルテミス)、マウスピース、ミュートを愛用しています(今週はドゥービー・ブラザーズの新譜レコーディングや、ハリウッド・ボウルでのチャカ・カーンとのコンサートで使用しました)。これからの25年も、他の追随を許さない素晴らしい仕事を続けて下さい。

YUTA919
Black Bottom Brass Bandトランペット奏者
https://bbbb1993.com/
祝!祝!祝! いつもワクワクをありがとうございます。常識をぶっ飛ばして、唯一無二のトランペット道を突き進む姿が大好きです。10年以上の相棒アフロディーテ君、未だに吹けば吹くほど発見があり、共に成長できる楽しい楽器です。今後さらにベストブラス旋風が世界を吹き抜け、プレイヤーも聴衆も幸せになること間違いなし! わっしょい!
25周年おめでとうございます!
左が社長濱永康太氏、右がグリーン氏Frank Greene フランク・グリーン
ジャズトランペット奏者
アフロディーテトランペットは、まさに至高の楽器です! この楽器を手にしてから、ブロードウェイのショー、映画のサウンドトラック、カウント・ベイシーオーケストラ、ハリウッドボウルやブルーノート、そしてここニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールなど、あらゆる場所で演奏してきました。このサウンドは、私の仲間内では「ごきげんに興奮するサウンド」と形容されたりします。唯一無二の、人生を変えるトランペットです。素晴らしい楽器を作ってくれた、彼らの職人技に感謝します!














