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吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会

レポート:吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会事務局・佐藤 学

受講者の感想

 

●作曲家の先生から届いたコメントを曲のイメージに結びつけることが、私たちの演奏に役立つことを実感しました。(聖和学園高・生徒)
●管楽器の息のスピードをイメージする方法として、片岡先生の打楽器による実演がわかりやすかった。(聖和学園高・生徒)
●たった3人でも堂々と演奏すれば、素晴らしい演奏になること実感しました。(聖和学園高・生徒)



●片岡先生の発音や体を使ってイメージを表現すること、発音の使い分けでイメージを説明することが、すごく参考になりました。(仙台城南高・生徒)
●一曲一曲の演奏が、アドバイスをもらってからガラッと変わることを実感できました。(仙台城南高・生徒)



●普段合奏しているバンドを2つに分け、2つの小編成バンドとして当日に臨みました。もちろん、個人にかかるプレッシャーは普段の何倍にもなるわけで、初めは緊張からか音も伸びず、演奏もぎこちないものになってしまいましたが、片岡先生のお人柄に助けられ、段々とまとまっていく様子を見ていて、とても楽しく時間を過ごしました。クリニックとは言え、技術面でのアプローチだけではなく、「小編成でもこれだけの音楽表現が可能なんだ!」という思いが強く伝わる一日でした。(聖和学園高吹奏楽部顧問・千浦名生)



●合奏の進め方や曲の編成について悩むことが多く、困っていたのでとても参考になりました。特に基礎合奏クリニックでは、各パートの苦手部分が一度に練習できるので、短い練習時間の中で活用できると思いました。また、自分のバンドは技術的な差があるうえ、編成でも悩むことが多かったのですが、フレキシブル楽譜について詳しく知ることができ、少ない人数でも厚みのあるサウンドを出せることを認識しました。(参加者・大学生)

吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会


●今回、この研修会に参加させていただいて、とても贅沢な勉強の時間とさせていただきました。贅沢というのは、このように実際のバンド(しかも複数校)をモデルとして、小編成の充実した楽曲をいくつも聴くことができる機会は、宮城県では今までありませんでしたし、作曲家の片岡先生の解説も聞かせていただいたことも、貴重な機会となりました。
普段、小編成バンドを指導している中で、演奏する楽譜の問題に直面することが多く、選曲の段階から悩むことがたくさんあります。仕方なく省略する音があったり、音を足してみたり、演奏効果が十分に表れているのか疑問を持ちながら合奏に臨むこともあったのですが、今回の研修を聞いて、フレキシブル編成や小さい編成から広げることの可能性を実感しました。私自身も様々な楽譜を使用したことはあったのですが、今回の研修ではモデルバンドのみなさんの実践を実際に見せていただいたことが、何より勉強になりました。特に、『マカリッシュ・ソフィア』の発展がすばらしかったです。このような研修会をぜひ、地域でお一人で頑張っていらっしゃる小編成バンドの先生方に聞いていただきたい、バンドについての様々な悩みをお互いに解決する糸口がここにあるよ、とお伝えしたいと思った研修会でした。(参加者・高校教員)
●小編成バンドに関わることが多い私にとって、とても有益な研修会でした。フレックス楽譜がかなり出回り、「そのくらい知っています」と多くの人が答えると思いますが、今回は「こんな活用方法もあるのか!?」と驚かされることばかりでした。特に『シング・シング・シング』の楽曲紹介が新鮮でした。片岡先生のお話も分かりやすく、「もっと多くの人に聞いて欲しかった」内容でした。(参加者・高校教員)
●一つひとつの指導者の助言の力で、演奏の印象がこんなにも変わるものかと驚きました。「少人数でもやれることがある」、「少人数だからやれることもある」と考えられるようになりました。(参加者・中学校教員)
●現代の吹奏楽事情としては、小編成や楽器の偏りは考慮しないといけない現状です。特にスクールバンドにおいてはその指導の仕方によっては、子どもたちの将来を左右しかねない状況にあります。小編成の時点で生徒に多大な負担がかかっております(先輩がいない、同じパートがいない等)。その中で音楽を好きになれるような指導の研究は今後とも必要なことと考えられます。効果的な指導の研究に取り組まなければいけない時期にあると痛感いたしました。(参加者・中学校教員)



●宮城でこのような小編成向けの研修会が開催されたことが初めてなのではないでしょうか。素晴らしいことだと思います。内容も基礎合奏、フレキシブル楽曲の紹介、小編成楽曲紹介コンサートと多岐にわたっていていろいろな悩みに対応できたと思います。1回目なので、このようにいろいろな内容が盛り込まれていたのはよかったと思います。今後は、一つひとつの内容の深まり、例えば基礎合奏クリニックにもっと時間をたっぷりとってレガートとスタッカートの練習、あるいは音階の練習の精度をもう少し上げたり、フレキシブル楽譜の使い方をもう少し詳しく行なったりと、少し内容を絞ってもいいかなと思いました。今の現場のニーズはひょっとするとフレキシブルのような楽譜の活用法あたりかもしれません。フレキシブルのレクチャーについてももっともっと聴いてみたかったです。次回の一番の課題は、とにかく指導者の集客力を増やすことだと思います。時期の問題もあるかと思いますが、せっかくの研修会ですからもっともっと宣伝して多くの先生方に聞いていただきたいです。(参加者・小学校教頭)
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