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【特集】見直そう、基礎のキソ! 金管編〈その2〉

Wind-i mini 14号 特集

1.ユーフォニアム
2.チューバ
4.コントラバス


◆パーカッション:秋田孝訓 Takanori Akita

秋田孝訓さん

 

横浜生まれ。2009年東京芸術大学卒業。東京佼成ウインドオーケストラ打楽器奏者。クラシックパーカッションをはじめ、ドラムス、ラテンパーカッション奏者としてオーケストラ、室内楽、舞台音楽などに数多く出演。ミュージカルでは劇団四季や蜷川幸雄氏演出作品、宝塚歌劇などに演奏参加。これまでに打楽器を松倉利之、杉山智恵子、藤本隆文、百瀬和紀の各氏に師事。寺田由美パーカッションアンサンブル『ドライヴ』、『くぼった打楽器四重奏団』メンバー。また、JAZZ やポップスも精力的に活動中。侍ビッグバンド主宰、ピアニスト野口 茜率いるラテンビッグバンド『MonauralBanquet Orchestra』、芸大同期生によるJAZZ、FUSION バンド『Blossom』、『東京R 合奏団』各メンバー。

■ 初めて楽器に触れる人に覚えてほしいこと

❶まず一つ目、当然ですが楽器を大切にしましょう! 常日頃から良い音で響いてくれるように丁寧に扱いましょう。手汗、汚れをしっかりクロスで拭いてあげてください!
❷二つ目です、楽器の体調管理をしっかりしてあげましょう! 直射日光を避けて、また雨に濡らしたりしないように気をつけてください。
❸三つ目ですが、積極的に楽器に触れて練習しましょう! それぞれがどんな音を出せるのか、勉強しなくては使いこなせないものばかりです。ぜひ普段からき興味を持って積極的に楽器たちに触れてください!

■ 音を出してみよう!

音を出す前に……バチの持ち方や、それぞれの楽器の構え方の注意点を挙げてみます(あくまでもここに書くのは一例です)。
まずは小太鼓のスティックの持ち方……スティックの3分の1くらいのところを人差し指と親指でつまむように持ちます。
マレットの持ち方……中指、薬指、小指で持ち、人差し指と親指で軽く支えてあげます。まず、バチをボールだと思って楽器の上を弾ませるつもりで叩いてみましょう。その弾みを連続させて音符にしていきます。

■ 先輩と一緒にできる! 初心者にもやってほしい基礎練習

打楽器の中では最も基本的動作が多い小太鼓で実際に音を出してみましょう。
二分音符、四分音符からのリズム変化練習です。最初の長い音符では腕全体を上手に使って、音を遠くまで跳ねさせるつもりで、それから音符が細かくなるにつれて腕の動き、バチの跳ね、音の飛んでいく距離が小さくなってくるように意識してみましょう(譜例①)。
いくつか例を挙げましたが、あくまでも一例です。いろいろな教則本もありますので、自分たちにあった必要な練習法を編み出せると良いでしょう。どんな楽器の音を出すときにも一番重要なこと、それは『どんな音を出したいか』です。さまざまな音楽を積極的に聴いて、どんな所で、どんな打楽器が、どんな音色で音楽を支えているのかを注意深く研究してみましょう!

譜例①
(譜例①)

記事はWind-i 5号からの抜粋です。

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