
名曲を美しく吹くためのヒント
フルートは小品から大曲まで数多くの名曲があります。シンプルなメロディこそ美しく吹きたいもの。今回の特集をヒントに、ぜひチャレンジしてみましょう。
皆さんはどんなフルートの作品が好きですか? 『アルルの女のメヌエット』や『精霊の踊り』を耳にしたことが、フルートを始めるきっかけになった人も多いでしょう。
フルートは小品から大曲まで数多くの名曲があります。「美しい名曲を美しく吹きたい」
──その願いは愛好家からプロのフルーティストまで持っているはず。でも誰もが知っている名曲だからこそ、吹くときに難しさを感じることもあります。また音色、フレージング、曲のイメージ……それぞれ好みがあるでしょう。
そこで135号の特集は、巻頭インタビューに登場した大友太郎、中野真理、甲斐雅之の三氏に名曲を美しく吹くためのヒントを伝授してもらいましょう。
そして、実践編では、初級編、中級編、上級編それぞれテーマ曲を挙げ、どう練習したらうまく吹けるようになるのかなど、練習に役に立つアドバイスをもらいました。
シンプルなメロディこそ美しく吹きたいもの。今回の特集をヒントに、ぜひチャレンジしてみましょう。
「せっかくなら綺麗に名曲を奏でたい!」そんな願いを叶えるため、大友太郎、中野真理、甲斐雅之の各氏が、みなさんへのヒントを応えてくれました。
Q. 先生から良い音色で吹きなさいとよく言われますが、「良い音色」がイメージできません。「良い音色」とは何でしょうか?
Q. 音がガサガサしてしまい、きれいな音で吹くことができません。特に長く音を伸ばすときに、きれいな音色にするために必要な練習を教えてください。
Q. 毎日吹いたほうがいいと思いますが、練習は土日のみしかできません。良い音色に少しでも近づくために「絶対にこれだけはやっておくべき練習」があれば教えてください。
Q. タンギングが続くと、だんだん舌に力が入り、動かなくなります。舌をスムーズに動かすために必要な練習は何でしょうか?
Q. 50代でフルートを始めましたが、思うように指が動きません(自分では動かしているつもりですが……)。この年代でも動くようになるのでしょうか? オススメの練習があれば教えてください。
Q. ブレスがちゃんと取れません。休符があればしっかり取れるのですが、音符の間で素早く取ろうとすると遅れてしまいます。テンポの中で取る秘訣は何でしょうか?
Q. 発表会で『歌の翼による幻想曲』を吹くことになりました。取り組み方やイメージトレーニングの仕方を教えてください。
Q. 「歌うように吹きなさい」とよく聞きます。歌っているようにフルートを吹くために必要なことは何でしょうか?
Q. 名曲を「美しく吹くためのコツ」とは何でしょうか?(当方はあまり美しく吹くことができません……)
ここからは実践編です。初級〜上級に分けているので、ビギナーからハイアマチュアの方まで使える実用編です。もちろんここに書かれた練習は、他の曲に応用できますので、どんどん名曲にチャレンジして名曲をレパートリーに入れてください!
今回は誌面で4曲のみのアドバイスとなりましたが、まだまだフルートの名曲はあります!
誌面では編集部オススメの作品をレベル別に紹介しています。