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Ocarina vol.41

10年ぶりにユニットを結成し、Ocarinaの可能性を広げる2枚のアルバムをリリース!

このコロナ禍において大沢聡さんが久しぶりにアンサンブル・ユニットを結成しました。一つはOcarina、ヴィブラフォン、ピアノという珍しい編成の「Spinach !(スピナチ)」、そしてもう一つがOcarinaをセンターにギター、キーボード、ベース、ドラムといった編成で、オリジナル曲を中心にクールでポップなサウンドを追求する「Goose Effect(グース・エフェクト)」です。
「Spinach!」は2021年に、「Goose Effect」は2022年にそれぞれアルバムをリリースしました。そこで、今回は大沢さんにこの2組のユニットの結成秘話から、リリースされたアルバムについてもお聞きします。

 

今までチャレンジしてきたことの集大成化

大沢さんはこのコロナ禍で2つのユニットを組み、それぞれアルバムをリリースされました。
大沢
もう50歳を過ぎたので、音楽人生も折り返し地点にさしかかっています。そこで、今までチャレンジしてきたことを集大成化して、もう少し世の中の役に立ちそうなことをやろうかなと思いユニットを組みました。ピアニストの小林真人さんと「breath(ブレス)」を結成したのが最後なので10年ぶりのユニットですね。
まず、スピナチ!についてお聞きしますが、結成した経緯を教えてください。
大沢
ヴィブラフォンの山崎ふみこさんは僕の大学の1つ下の後輩なんです。彼女が噂で僕のことを聞いたらしく、「あのサックスの加々美さん(編集部注:大沢さんの旧姓)がオカリナを吹いていてすごい人気があるらしい」と。そこで一緒にやってみたいということで連絡を取り、とても優秀なピアニストがいるからと紹介されたのが柳原由佳さん。でも、実は僕の弟子の徐 香淑(そ ひゃんすっ)が柳原さんと一緒にやっていて、一度レッスンをしたことがあったんです。だから会ったときにどこかで見たことがあるなと(笑)。
一方、グース・エフェクトは、以前に組まれていたOcarina界初のフュージョン・バンド「Red Zone Company」と関係ありますか? こちらも結成の経緯を教えてください。
大沢
ずいぶん前に九州の人たちと「Red Zone Company」というバンドをやったんですけど、僕以外みんな九州ということもあって実際に活動するのが難しかったんです。でも、こういう音楽をやりたくて、僕の先輩にドラマーの染川良成さんがいるんですけど、一緒にやろうという話になって集めってもらったメンバーとグース・エフェクトを組みました。

 

インタビューはさらに続きます。全文は本誌Ocarina Vol.41でお楽しみください。

 

CD Information

Spinach

Spinach!「Spinach!」
2021年12月4日発売
【SOO-009】 STUDIO fiato
[価格]¥3,300(税込)
[演奏]大沢聡(Oc)、山崎ふみこ(Vib)、柳原由佳(Pf)
[曲目]ENGAWA、シャボン玉、ONE、レムリア、Rafal、チャルダッシュ、椰子の実、Diary、Moon Shadow、炭坑節

 

 

Departure

Goose Effect「Departure」
2022年2月22日発売
【SOO-008】 STUDIO fiato
[価格]¥2,200(税込)
[演奏]大沢聡(Oc)、土屋剛(Key)、成瀬正樹(Guit)、染川良成(Ds)ほか
[曲目]ENGAWA、Hotcake、Morning Sky、The Schizoid Man、Drivin'、夕凪

 

 

[購入]STUDIO fiato Official Webshop
https://studiofiato.com/webshop/
[問い合わせ先]株式会社STUDIO fiato 055-242-9611

 

Profile
大沢聡 Satoshi Osawa

国立音楽大学音楽学部器楽学科サキソフォーン専攻在学中にオカリーナと出会う。サキソフォーンを服部吉之氏、下地啓二氏、吹奏楽法・音楽表現技法を榊原達氏、ピアノ・ソルフェージュを故 榊原純子氏に師事。2004年10月プロ活動開始し、同年12月波多野杜邦氏制作のトリプレットオカリーナ「イカロス」の提供を受ける。2006年イタリアで東洋人初のリサイタルを開催後世界中から賞賛され、国際的に活動する。2014年6月アメリカニューヨークのカーネギーホールで開催された日米親善オカリナフェスティバルにソロ演奏。国内ではサントリーホール・東京オペラシティ、すみだトリフォニーホールなどの著名ホールでリサイタルを開催し、伊勢神宮・伊弉諾神宮・石山寺・二条城などの歴史遺産でもコンサートを行う。また、作曲家「服部和彦」氏に4曲の楽曲提供を受ける。これまでに国内で8枚・海外で4枚のCD、3枚のDVDを世界的に発表。楽器創作では、2008年5月㈲林楽器商会より「Osawa Noble Ocarina」、2010年4月㈱プリマ楽器より「Osawa Ocarina」、いずれも3オクターブの音域を持つトリプレットオカリーナを全国発表し、複数管オカリーナの世界的普及に貢献する。執筆活動では、2013年6月「絶対!うまくなるオカリナ100のコツ」(ヤマハミュージックメディア)、2014年3月「ダブル&トリプルオカリナ入門」(プリマミュージック) を発表。2016年11月「トリプルオカリナコンサートレパートリー」(プリマミュージック)を2 巻同時に発表。作編曲家としては、2012年8月に自身初となる全曲オリジナル曲で構成されたアルバムを発表。クラシック、ポップス、ジャズ等、全てのジャンルで賞賛を受け、尚且つ、楽曲と楽器の創作もできる唯一無二の演奏家である。2008年度国際芸術連盟音楽賞、第3回東京サミット音楽コンクール奨励賞を共にオカリーナで受賞。国際芸術連盟専門家会員。日本著作権協会準会員。フォーカリンク株式会社(台湾) エグゼプティブ・ディレクター、台湾オカリーナフィルハーモニー協会理事。韓国パンフルート・オカリナ協会マスタークラス教授。国際オカリーナアンサンブルコンテスト審査員。イタリア・ブードリオ市名誉賞受賞。山梨市観光大使、山梨県公認の観光大使「やまなし大使」に就任。山梨オカリナ連盟顧問。

 







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