サックス記事 82Zへ信頼を寄せるトップジャズ奏者4名が大集結!!
サックス記事 82Zへ信頼を寄せるトップジャズ奏者4名が大集結!!
祝 誕生20周年!多くのジャズメンを魅了し続ける先進の銘器82Z

82Zへ信頼を寄せるトップジャズ奏者4名が大集結!!

第二世代登場の頃からジャズの現場でZがいいという話が聞こえるようになった(多田)

2002年に始まったZシリーズは、10周年となる2013年に第二世代に移行しています。そのあたりの思い出は?
織田
第二世代はレゾネーターとベルが大きな違いですね。レゾネーターがプラスチックからメタルに変わり、ベルの仕様も変わりました。第二世代はちょっと鳴りすぎてしまうように感じました。それまでどんなジャンルにもオールマイティだったのが、音が抜けすぎてしまうように感じたんです。現在はレゾネーターもプラスチックとメタルを選べるようになっているのが嬉しいですね。
馬場
僕の場合は三木さんとは逆に、とにかく重くしてくれという注文ばかり(笑)。軽いと鳴り過ぎちゃって音がペラペラになるんです。直線的な音を出したくなくて、もうちょっと「周波的」な音、響きのある音を出したくて、それで銀メッキ仕上げという選択になったんです。
馬場さんはアメリカでの活動も長いですが、馬場さんがZを使用していることでアメリカのミュージシャンから何か言われたことはありますか?
馬場
率直に言えばアメリカでは共演者と楽器の話になることはほとんどないですね。ただ、僕の音を褒めていただいた時に、「へー、ヴィンテージじゃなくてヤマハなのか」みたいなことはたまに言われます。
三木
Zの第二世代が生まれたあたりからの10年間で、何がなんでもヴィンテージ!という雰囲気が随分変わったように思います。10年前はヴィンテージの絶頂期で、値段も高騰していました。そのあたりからZへの関心が高まったようにも思います。
多田
昔から海外のスタジオマンなどからもヤマハはピッチがいいという話は聞いていました。しかしジャズの現場でヤマハがいいという話が聞こえるようになったのはやはり10年前、第二世代が生まれたあたりからじゃないかな。

ヤマハが様々な要求に対応していく様子は本当に「プロジェクトX」みたい(三木)

ところで、三木さんの使用している楽器は独特の色ですね。
三木
この色は自分の希望というわけじゃないんです。ASPの意味はアトリエスペシャル。つまり限定品ですから、普通のものと違いを出せるようにということでこの仕上げの色になりました。
こうして4名の82Zユーザーが同席するのは初めての試みだったんですが、それぞれご感想は?
三木
多田さんとは同じ現場で会うことがよくあるけど、織田さんとは空港ですれ違ったくらいでしたよね?(笑)。
織田
そうでしたね!今日はこうしていろいろお話できて本当に楽しかったです。それぞれの違いというか、結果としての楽器の仕様の違いはあっても、音に対する誠実な態度はみんな同じだなと思いました。それぞれの求めるセッティングも、実は何千通りもあると思うんです。その日のコンディションにもよるし。ヤマハの楽器は総じて、そういう様々な状況に対応可能な、付き合いやすい楽器なんだと思います。自分のものが見つかるまでは悩むだろうけど、見つかってからは安心して続けられるので、早く自分の楽器に巡り会えますように……と、いつも願っています。
馬場
僕はミュージシャンにとって一番大切なものは音だと思っているので、長年自分の音を追求されてきた諸先輩の「こだわり」が聞けて、勉強になりました。
多田
それぞれの82Zとの出会いや思いが聞けて、共感したり新鮮な驚きがあったね!
三木
いい楽器って一つじゃないんだなと思いました。馬場くんと僕が求めるものは違うし、多田さんと織田さんもそうでしょう。企業としてヤマハがそういう様々な要求のどこにフォーカスしていくかはすごく難しい問題なのだということはよくわかるんです。難しい判断をするために社内で資料作ってプレゼンして……というのを繰り返しているのをずっとみてきて、これは本当に「プロジェクトX」みたいだなと思いました。
様々な奏者に寄り添う楽器を作ることはとても難しく、楽器の仕様を決めていくプロセスはまさに「プロジェクトX」のようですね。奏者の声を大事にして、楽器の細部にまで大切に落とし込んでいく。さらに82Zはヴィンテージモデル一択だったジャズを志向する奏者の様々なニーズに応えるために、数多くのバリエーションも持っています。いろいろ試して自分自身の音を様々なバリエーションや組合せの中から探せるのも、Zの魅力の一つですね。

 

多田誠司
1960年、香川県高松市生まれ。88年上京以来、日本ジャズ維新ジャム、大西順子グループ、日野元彦グループ、日野皓正グループ等で活動する一方、自己のアルバムも13枚リリースしている。現在はWe three kings!、The QUARTET、松本茜とのDUOなどを中心に活動中。洗足学園音楽大学などで、後進の指導にも力を入れている。教則本の著書も多数持つ。
■使用楽器:YAS-82ZUL
 
織田浩司(オリタノボッタ)
BIG HORNS BEE(米米CLUB)、COLORSのメンバー。森 寿男とブルーコーツ、ミュージカルなどで活動の後、90年に米米CLUBのホーンセクションBIG HORNS BEEのメンバーとなる。以降、国内外の数々のアーティストと共演し、ライブ、レコーディングに活躍中。2002年11月にソロアルバム「PIECES OF THE MOON」をリリース、2003年5月に単行本「いつもそばには猫とサックス」を音楽の友社より発刊。2005年には東宝ミュージカル「ちぎれた雲はどこへゆく」の音楽監督、そして自ら役者として出演する。吹奏楽コンクールの審査員、コンサートの司会、吹奏楽イベント、CDのプロデュース、サックスおよび吹奏楽のバンドのポップスクリニック、ラジオのパーソナリティー、コンサート、イベントの司会など活動は多岐にわたる。近年ではシエナ・ウインド・オーケストラ、オオサカ・シオン・ウインドオーケストラの指揮者を務めている。九州管楽合奏団「九管ポップス」音楽監督、フィルハーモニックウインズ大阪 ミュージックアドバイザー、洗足学園音楽大学 講師、尚美ミュージックカレッジ専門学校 講師。
■使用楽器:YAS-82Z
 
三木俊雄
大阪府生まれ。1986年バークリー音楽大学にスカラーシップを獲て留学。リッチ-・コール・アワード受賞。サックスをビル・ピアース、ジョ-・ヴィオラ、アレンジをハーブ・ポメロイ、フィル・ウィルソンに師事。1996年から自己の率いる10ピースバンド「フロントページ・オーケストラ」の活動を開始。2013年リリースの「Stop&Go」はジャズライフ誌「アルバム・オブ・ザ・イヤー」にて第3位を獲得。小曽根真率いる「No Name Horses」のメンバーとして作品も提供している。スイングジャーナル誌人気投票にてテナーサックス部門第3位。尚美学園大学 非常勤講師。
■使用楽器:YTS-82ZASP
 
馬場智章
2005年、タイガー大越氏により開催されたBerklee College of Musicタイアップの「北海道グルーブキャンプ」で優秀賞受賞、2010年、テリ・リン・キャリントン(Ds)が指揮するBerklee Summer Jazz Workshopのメンバーに選抜、奨学生として参加。2011年、バークリー音楽大学に全額奨学生として入学以来、テリ・リン・キャリントン、テレンス・ブランチャード(Tp)、ジェイミー・カラム(Vo,Pf)等のグラミー・アーティストと共演。2016年から4年間 「報道ステーション」のテーマ曲を所属するバンド「J-Squad」で手掛け、UNIVERSAL MUSIC JAPANよりアルバム「J-Squad」、「J-Squad Ⅱ」をリリースし「Blue Note Tokyo」、「Fiji Rock Festival17」にも出演。2020年に自身初のリーダーアルバム「Story Teller」、2022年4月に2ndアルバム「Gathering」を発表。2023年2月公開、大人気コミックスのアニメーション映画化『BLUE GIANT』で、主人公“宮本大”の演奏を担当。
■使用楽器:YTS-82ZSWOF
 
登場するアーティスト
画像

馬場智章
Tomoaki Baba

1992年生まれ。札幌ジュニアジャズスクールにてサックスを始め、2005年、タイガー大越氏により開催されたBerklee College of Musicタイアップの「北海道グルーブキャンプ」で優秀賞受賞、2010年、テリ・リン・キャリントン(Ds)が指揮するBerklee Summer Jazz Workshopのメンバーに選抜、奨学生として参加。2011年、バークリー音楽大学に全額奨学生として入学以来、テリ・リン・キャリントン、テレンス・ブランチャード(Tp)、ジェイミー・カラム(Vo,Pf)等のグラミー・アーティストと共演。2016年から4年間 「報道ステーション」のテーマ曲を所属するバンド「J-Squad」で手掛け、UNIVERSAL MUSIC JAPANよりアルバム「J-Squad」、「J-Squad Ⅱ」を リリースし「Blue Note Tokyo」、「Fiji Rock Festival 17」にも出演。2020 年 に自身初のリーダーアルバム「Story Teller」、 2022年4月に2ndアルバム「Gathering」を発表。

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