THE SAX vol.82

25周年を迎えたディメンションのフロントマン 勝田一樹

1990年代以降の日本のフュージョン・シーンで、トップランナーとして常に走り続けてきたDIMENSION。彼らが今年でデビューから25周年を迎える。それを記念してリリースされる意外にも初となるオールタイム・ベストアルバム「Best Of Best 25 Anniversary」は、これまでのファンにとって嬉しいプレゼントであると同時に、新たなファンにとっては格好の入門盤となるものだ。これを機会にグループの顔である勝田一樹に25年を振り返ってもらった。(インタビュー全文はTHE SAX 82号に掲載)


--ディメンションの25年を振り返ってみて、いかがですか? 
勝田 毎回、全力では作ってきましたよね。僕が楽器のことで試行錯誤していた5、6枚目の頃までが初期だとしたら、当時は幼少のころに聴いた音楽の思い出や憧れを、その頃の自分たちの力で形にして出すチャンスに巡り合えて、それに気分も高揚していたのかもしれない。でもそれを過ぎると何をすべきなのか、模索するようになる。ディメンションにも過渡期はあったと思います。

 

DIMENSION 25 Aniversary           CD
DIMENSION CD Information
「Best Of Best 25th Anniversary」DIMENSION
勝田一樹(Sax)、増崎孝司(Guit)、小野塚晃(Pf,Key)
[曲目]Se.Le.Ne、Are You Gonna Win?、Lost in a Maze、Breakout、Beat#5、Stella、Tones、Jungle Dancer、If、Brightness Of The Morning Sun、Yellow Sunshine、Yes or No、Jazz Cigarette、Go Up Stream、Cricket Smoker、MSFB、Brigter in your life、Slash、IMPRESSIONS FROM THE OUTSIDE、Daydream、Everlasting Melody、Lazy Dog、Nudistic、Cricket Smoker、WALKIN'、Rise

 

LIVE Information
★2017.DIMENSION
 ベスト盤発売記念ツアー
5/3(水・祝) モーションブルー・ヨコハマ
5/4(木・祝) モーションブルー・ヨコハマ
5/6(土) ビルボードライブ大阪
5/7(日) 福岡ゲイツ7
6/11(日)札幌クラップスホール
6/16(金)名古屋ボトムライン

★ロングセラーを続ける勝田一樹のソロアルバム「VISUALIZE」の、2016年に丸の内コットンクラブにて行なわれたライブの映像が3月よりiTunesで待望の配信決定

DIMENSION
Profile
DIMENSION (ギター:増崎孝司、キーボード:小野塚晃、サックス:勝田一樹)
日本を代表するインストゥルメンタル・グループ。1992年4月、アルバム「Le Mans」でデビュー、これまでに29枚のアルバムをリリース。作品の音楽的評価、演奏能力、ライブパフォーマンス、すべてにおいて評価は高く、国内のみならず海外のアーティストとも多数共演、韓国でもワンマンライブを成功させた。DIMENSIONの活動のほか、各メンバーの音楽家・プロデューサーとしての活動も注目されている。2017年に活動25周年を迎える。勝田一樹は昨年2ndソロアルバム「VISUALIZE」をリリースした。

 

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