THE SAX vol.77 Talk Jam-1

勝田一樹、セカンド・ソロアルバム完成!

日本を代表するフュージョン・グループ、DIMENSIONのフロントマン、勝田一樹が2枚目のソロ・アルバムを完成させた。「VISUALIZE」とタイトルされた今作は、実にメロディアスなナンバーが並び、聴きやすさと絶妙なテクニックとが同居した、一大傑作だ。THE SAX 77号では、収録を終えたばかりの本人に、アルバム完成の手応えを訊いた。ここでは、その一部を紹介しよう。


--今回のアルバムで、特に意識したことは?
勝田:インストやフュージョンを聴いたことがないような人たちにも良いか悪いかが判るような、より噛み砕いたというか、口ずさみやすいポップな作品を作りたかったんです。インストものだと、どうしてもアドリブのパートが目立ってしまいますよね? そうした部分というのは、演奏家の側からすると、やってやった!的な充実感があって安心できるんです。でも、聴く側の立場も考えないといけないなと。 実はDIMENSIONの活動では、そういうことを考えていないから、ソロ・アルバムはその対極にあるんです。DIMENSIONなら、ここはもっと速いパッセージを入れちゃおうとするところも、ソロの場合だとそうはしない。もっと、聴きやすく、という感じですね。その他にも、DIMENSIONだと、鍵盤楽器の人が考えるメロディや、弦楽器の人が考えた旋律をサックスでプレイすることも多く、管楽器奏者では考え付かないようなメロディだったりします。もちろん、だからこそカッコ良かったりすることも多いんですけどね。そういった意味でも、今回は“サックス奏者が考えた、サックスで吹くメロディ”というところがポイントです。

<勝田一樹ホームページよりPV>
勝田一樹CD Visualize

勝田一樹 CD Information

「VISUALIZE」勝田一樹
【ZACL-9092】¥3,150(税込)
[演奏]
勝田一樹(Sax)、菰口雄矢(Guit)、小野塚晃/大島こうすけ(Key)、須藤満/川崎哲平 (Bass)、則竹裕之/村石雅行(Ds)、他
[収録曲]
A Light Heart、Get Up And Go、It’s Time、Sound Box、True、Jazz Music、Power Over Me,Silver Moon、Side Step、Red Wind


勝田一樹 Live Information

■2016 Solo Tour Schedule

6月3日(金)広島Live Juke
6月4日(土)岡山ブルーブルース
6月11日(土)大阪Mr.ケリーズ
6月12日(日)大阪Mr.ケリーズ
6月24日(金)札幌クラップスホール
7月7日(木)浜松メリーユー
7月8日(金)名古屋ボトムラインカフェ
7月18日(月・祝)丸の内コットンクラブ
7月22日(金)仙台enn 2nd
8月28日(日)福岡ゲイツ7

[出演]勝田一樹(Sax)、小野塚晃(Key)、増崎孝司(Guit)、川崎哲平(Bass)、則竹裕之(Ds)、山本真央樹(Ds〜6/4.6/12)


勝田一樹

Profile :  勝田一樹(かつたかずき)
1988年よりプロ活動を始める。バンドとして、そしてプレイヤーとしてもこれまでにADLIB誌において、幾度となくベストプレイヤー賞に輝く。アルトサックスプレイヤーとして、アンサンブルの中に溶け込む力強さと優しさを調和させたそのスタイルに加え、ブラスセクションのアレンジ力も他のアーティストから高い評価を得ている。ソロ活動として2003年より勝田プロデュース、『JAFROSAX』名義でクラブ系のミュージシャンとアルバムをリリース。元m-floのLISAや福富幸宏、JAZZTRONIK野崎良太、今井良介、DJ19、coldfeetのLori Fineらもこのプロジェクトに参加し、多ジャンルにまたがり大好評を得る。2009年10月には同じく勝田プロデュース、洋楽カバー企画『SAX FACTION』をリリース。2014年には初のソロアルバム『Kazuki Katsuta』を発売。

 

勝田一樹 Score Infomation

初のソロ・アルバム「Kazuki Katsuta」のソロコピー集!サックスパートの完全採譜はもちろん、 付属のカラオケ音源CDは、ソロアルバムからサックスパートだけを抜き、バッキング音のみを収録したアルバムオリジナル音源のリマスター盤。 楽譜と合わせて吹けば、まるでアルバムのサイドメンと競演しているかのようなリアルサウンドが再現される。

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