サックス記事

DIMENSION「29」フロントマン勝田一樹 単独インタビュー

THE SAX vol.80

今年5月、ソロ・アルバム第2弾「VISUALIZE」をリリースして話題をさらった勝田一樹が、フロントマンを務めるグループ"DIMENSION"の29枚目となるアルバムを発売した。THE SAX 80号では、リリース間もない勝田一樹に、DIMENSIONのアルバム作りについて、またサックスのテクニック習得やライヴで使用している機材などについて話を訊いた。さらに、同アルバムからサックスのメロディが美しいバラード・ナンバー『HOPE』の譜面を掲載!(全文、譜面はTHE SAX 80号に掲載)


--29枚目のリリースされましたが、思い入れのある曲はどれで

すか?
勝田 やっぱり全曲に思い入れがあります。簡単にできた曲なんて一つもないですから。時間もかけてるしね。それでも製品になって聴いてみると「ここ、サックスが上ずっているな」って思ったりします。録音して出来上がったばかりの時は気がつかないんですよ。時間を置いて、改めて聴くと「なんで録り直さなかったのかな」と思う部分が出てきます。演奏者にしてみたら、アラのない作品なんてないんですよね。それでも、デビュー当時よりはユニゾンなんかも合ってきたなと思います。もう25年近く活動しているし、毎年アルバムも作ってるし(笑)。

--今回もギターとのユニゾンが多いですね。ユニゾンにおいては、どちらがリードしていますか?
勝田 サックス発信の曲だと、ギターがサックスにニュアンスを寄せようとする場合もあるけど、細かいニュアンスは、サックスがギターに合わせていくしかないですよね。ギターが管楽器に合わせるというのは、結構大変なことですから。基本的にギターを先に録音して、それを聴いて僕がギターに合わせてダビングしていきます。だからと言って、そんなに一生懸命合わせているかというとそうでもないし、サックスの特性を殺してまでユニゾンする意味はないと思っています。

--読者にメッセージをお願いします。
勝田 バンドをやっている方には、サキソフォンはどういう感じでバンドに溶け込んで、バンドをどう引っ張るべきなのか、そんな事を踏まえて今回のアルバムを聞いてもらえるといいなと思います。それから、読者の方で僕に質問したいことがあれば、なんでもお答えしますよ。ザ・サックス編集部にどしどし送ってください!

DIMENSION 29            CD

DIMENSION CD Information

「29」DIMENSION
【ZACL-9094】¥3,240(税込)
[演奏]
増崎孝司(Guit)、小野塚晃(Pf,Key) 、 勝田一樹(Sax) 、他
[収録曲]
The Road To Peace、Night Bird、Timeline、Get Up With It、3 Focus、Groovology、The Second Place、Hope、Keep Going、Blue Room


Profile :  勝田一樹(かつたかずき)
アルトサックスプレイヤーとして、アンサンブルの中に溶け込む力強さと優しさを調和させたそのスタイルに加え、ブラスセクションのアレンジ力も他のアーティストから高い評価を得ている。一聴して分かるその音づくりと巧みなフレーズは、日本のサックス界の中でも確固たる存在感を放っている。近年のソロ活動として自身プロデュース、「JAFROSAX」名義でクラブ系のミュージシャンとアルバムをリリース。多ジャンルにまたがり大好評を得る(シングル3枚、アルバム4枚リリース)。2014年に初のソロアルバム「Kazuki Katsuta」をリリース、日本におけるiTunes、Amazon、オリコンジャズチャート1位を獲得し、大好評を博す。2016年、2ndソロアルバム「Visualize」をリリース。
[使用楽器]
サックス:アメリカンセルマー/マウスピース:ARB/リガチャー:石森管楽器オリジナル/リード:石森管楽器3.5