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楽器を演奏するのはこんなに面白い!

wind-i mini2号 特集

ソプラノサックス 國末貞仁(Quatuor Bほか)

どんな楽器にも共通して言えることだと思いますが、自分が出したい音色のイメージをしっかり持つことが大切です。いろんな演奏家の演奏をできれば生でたくさん聴いて、自分の好きな音色のイメージをつかみましょう! サックス以外の楽器、例えば歌や弦楽器などの演奏を聴いて、真似してみるのもいいですね。そうすることが上達への一番の近道だと思います。 ソプラノサックスはとても素敵な楽器です。自分だけの“声”を手に入れられるように頑張ってください!

 

アルトサックス 栄村正吾(シエナ・ウインド・オーケストラほか)

サックスは音も出しやすく運指も他の楽器に比べて簡単な部類だと思います。ひと通り鳴らせるようになったらどんどん曲にチャレンジしてみてください。最初のうちは変に力が入ってしまいがちなので身体のどこに力を入れてどこは脱力するのがよいのかを少し意識してみてください(脱力するのは結構大変ですが)。 楽器は息を使って音を出します、決して口先だけで音を鳴らすのではなく身体全体を使って自由に息を扱えるように心がけてください。正しい息を十分楽器に与えて響かせられると、自分と楽器が一体になった感覚があります。それを目指して頑張ってください。

 

テナーサックス 林田和之(雲井雅人サックス四重奏団ほか)

音が鳴りやすく、指使いも簡単な楽器なので始めてメキメキ上達することと思います。鳴りやすいということは裏返せば美しくない音も出やすいということなのです。出したい音色のイメージをもって良い音色作りを心がけましょう。またしっかり調整された良い楽器に巡り合うことも重要です。

バリトンサックス 栃尾克樹(東京佼成ウインドオーケストラほか)

近道はありません。アルトなど、他のサックスから持ち替える人は、エチュードやスケールなどをアルトと同じくらい時間をかけて練習する。最初からバリトンを始めた人は、バリトンにこだわりすぎず、アルトや、他のサックスも練習することが、バリトンの上達にも繋がります。 また、楽器本体も重いので、ある程度体を鍛えて腰椎や首を痛めないようにしましょう。ストラップも体への負担を軽減してくれるものを極力使ってください。ブレステイキング・ストラップなどがおすすめです。楽器の下に足が付いている場合(レスト、ペグ、エンドピンなど呼び方はさまざま)は、活用するべきだと思います。特に骨格の成長期の小中高生の皆さんは、少しでも体への負担を分散させた方が良い。重い台座が本体に付くことが響きにマイナスだという説もありますが、私自信はそういう感じがしたことはほとんどありません。私は、座奏の場合は、必ず活用しています。逆に、立奏の時には、少しでも軽い方が良いので、取り外します。

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