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ランクアップ講座 -ホルン-

navigator:権左勇一

Navigator:権左 勇一  Y u i c h i  G o n z a

権左勇一

国立音楽大学卒業。室内楽、オーケストラ、吹奏楽などで演奏活動をするほか、楽しく楽器に取り組んでほしいという願いから積極的に吹奏楽指導に携わる。これまでにホルンを、笠松長久、大野良雄、西條貴人、井手詩朗、阿部雅人の各氏に師事。現在、BODY CHANCEにてアレクサンダーテクニークを学んでいる。
BLOG:http://gonzayuichi.comsmall

楽しくできる基礎練習 -個人のレベルアップのために-

皆さん、いつもロングトーンはどんな練習をしていますか? 音階を4拍伸ばしたり、1つの音を8拍伸ばしたり。このような練習が多いのではないかと思います。 今日はメトロノームを使わないロングトーンの練習方法をお伝えします。この練習は一人でもできますが、パートのみんなで取り組むのがおすすめです。



◆メトロノームを使わないロングトーンの練習方法◆

みんなでやるときは横一列に並びましょう。
一番左の席に座っている人がリーダーです。
リーダーはチューナーを用意します。
リーダーは音を吹き始めてから音程を確認します。
音は吹きやすい音であればどの音でもいいです。リーダーが決めましょう。
さあ、準備ができましたね。それでは楽器を吹きます。

ルールは2つだけ。
・できるだけ長い時間音を吹くこと
・左隣の人の音をよく聴いて、「合わせよう」と思うこと

リーダーが口頭で4つカウントしたら、みんな吹き始めます。
吹き終わった人から楽器をおろし、最後の一人が吹き終わるまで待ちます。
最後の一人が吹き終わったら、次は半音下の音で。

時間に余裕があればいけるところまで下がり、そのあとは最初の音に戻って次は半音ずつ上がっていきます。音量はどれだけ小さくてもいいです。息を同じスピードで出し続けて、まっすぐ音を伸ばせると、とても良いですね。吹きながら左の人の音が聞こえなければ、あなたの音が左の人より大きい、ということ。もう少し静かに吹いてみましょう。

この練習をすると、
・息を最後まで使い切るので自然と深い呼吸ができるようになります。
・耳を使って練習するので、音程の違いがわかるようになってパートで音がまとまります。
・小さい音で吹くことで、pの練習になります。
・無理のない音域で練習するので、唇にも負担がかかりません。

良いことだらけで素晴らしい練習です! ぜひ取り組んでみてください。

◆リップスラー◆

次に紹介するのは「リップスラー」です。リップスラーとは指を替えずに息だけで音を変えることを言います。リップスラーがスムーズに吹けるようになれば、高い音も出しやすくなります。リップスラーで高い音を出すコツがつかめるからです。リップスラーのコツは「息のスピードを自由に変えること」。息のスピードを速くすると高い音が出ます。息のスピードが速いと下の音は出にくいです。

息のスピードを変えるコツは2つあります。

① 口の中の広さを変える(舌の位置を変える)

声に出して「アー」と言ってみましょう。口の中は広くて縦長ですね。次は「エー」と発音してみましょう。すると口の中はどうでしょうか?舌の動きを感じてみてください。さっきより舌の動きによって口の中が狭くなります。次は「イー」。もっと口の中が狭くなりましたね。「イー」になると、舌の動きだけでなくアゴの動きも加わって口の中を狭くします。舌の位置やアゴの動きを変えることで、口の中の広さも変わります。口笛を吹ける人はいろんな音を吹いてみましょう。音域によって自然と口の中の広さが変わっていることが分かります。

② アパチュアの大きさを変える

アパチュアとは、楽器を吹くときに唇にできる、息の通る穴のことです。アパチュアの大きさによる息のスピードの変化を体感してみましょう。
まず、顔の前に、吐いた息があたるところに手を出します。大きくため息をついてみましよう。手の広い範囲に息があたっていませんか?
次は、口を閉じてため息をついてみてください。どうでしょう。同じ息の量でも出口が狭い分、口を閉じているときのほうが息のスピードが速いですよね?アパチュアが小さくなれば、高い音は出やすくなります。

この動きをホースに例えてみましょう。ホースの先から水が出ています。ホースの先端をつまむとどうなりますか? 水の出る場所が狭くなって、速いスピードで水が出ますよね。ホースから出る水を息に置き換えると、まったく同じことが言えます。息のスピードを自由にコントロールするために、口の中の広さとアパチュアの大きさをバランスよく組み合わせることが必要です。
リップスラーはバランスをつかむための練習です。いつもやっているリップスラーの練習にこの考え方をぜひ取り入れてみてください。
口の中の広さとアパチュアの大きさを、自分なりにバランスを考えながら練習することで、スムーズにできるようになります。


※こちらの記事は、Wind-i vol.7を一部抜粋し掲載しています。

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