千花音のクラリネットで演奏してみた vol.4

あいみょん「真夏の夜の匂いがする」

こんにちは！
クラリネット奏者の千花音です！YouTubeやniconico動画で演奏動画を投稿し、演奏してみた動画ではボーカロイド、アニソン、JPOPまで幅広いジャンルをカバーさせていただいております。今回はあいみょんさんの「真夏の夜の匂いがする 」を演奏してみました！

皆さん、動画が一つ完成するのにどのくらいの時間がかかると思いますか？たった4分程度の動画だし、そんなにかからないんじゃないかな～と思いますよね。どんな過程で作られているのか興味ある方やこれから動画投稿をしていきたいと思っている方に参考になればと思います！
私はいつも色々な曲を聴いていて、その時にピンと来た曲をカバーさせて頂いているのですが、まず「採譜」する作業から入ります。いわゆる音を聞いて楽譜に書き起こすということです！

これが1時間半~2時間かかりますね。私は遅い方？かもしれません。。
楽譜完成後は原曲を聴きながら何度か練習をします。

そして、ここからが大変な作業に入ります。 大事なレコーディング。いつも自宅で行なっているので、特に時間などは決められていませんが、これはキリがなくなってしまうので、長くても1時間で終わらせるようにしています。最近はM-AUDIOのマイクを使用しています！

そしてお次は！撮影です。
いつも音と映像は別撮りをしています。(クラシック曲以外) いつも見てくださっている方はご存知だと思いますが、沢山の角度から撮影をしています。 こちらの連載の動画は撮影をお手伝いして頂いているのですが、普段は一人なので、かなり時間が取られます…！映像でも楽しんでいただけるよう試行錯誤中です。

お次は、ミックスとマスタリングといわれる作業に入ります。よく加工といわれてしまうのですが、ミックスをしなければ生のお肉を食べているのと一緒です。なのでとっても欠かせない作業です。違和感なく心地良く聴ける音にするためにオケとクラリネットの音を綺麗にブレンドさせていきます。これがまた難しくて、ずっとやっているとわけ分からなくなっていくんですよね…笑　なので完成したものは次の日にもう一度聞き直すようにしています。

最後に映像編集です！編集ソフトはFin5l Cut Pro Xというものを使用しています。私はこの映像編集がとても好きで、自分の世界観が音でも映像でも伝わるようにと拘って編集しています。撮影も何カットもしてあるので、それを組み合わせてこの場面ではこのアングルというの決め、色味の変化や歌詞入れなどしていきます。原曲やMVを見た時に「こいうものが作りたい」というのが自分の中で出来上がるので、編集はスムーズにいくことが多いかなと思います。最後にサムネイルを作って終わりです！ ここまできてやっと一つの動画が完成します！

採譜→練習→レコーディング→撮影→ミックス→映像編集と全部一人でやっているので中々時間がかかります。ですが毎回、出来上がったときに達成感というものが凄いです。笑

自分の作品を発信することで沢山の方に聴いてもらえて、いろんな反応やコメントが来て、また頑張ろう、また聴いてもらいたいという気持ちが強くなります。本当に嬉しいことです。
いつかオリジナル曲出したいなあ。

以前から沢山リクエストを頂いていた、あいみょんさんの楽曲から、ドラマ「He5ven?~ご苦楽レストラン~」主題歌、『真夏の夜の匂いがする』をカバーさせて頂きました！気だるさ漂うクールな曲ですがサビではポップさが溢れ出ています。 聴けば聴くだけハマっていく中毒性があり歌詞も独特で、あいみょんさんの世界観がすごく出ているのかなと感じました。 今回はサビの部分でポルタメントを使い活気に満ち溢れ、リズミックな表現を心掛けました。この曲でのポルタメントはラプソディー・イン・ブルーのように、指を滑らせ口でも音程を変える方法ではなく、口だけでやっています。しっかり息の圧力をかけ口の中を広げると動画で演奏しているようなポルタメントになります。やったことのない方も是非挑戦してみてください！

あいみょん 『真夏の夜の匂いがする』
兵庫県西宮市出身のシンガー・ソングライター。16年にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビュー。その後「君はロックを聴かない」「マリーゴールド」など続々とヒット曲をリリースし、18年にはNHK「紅白歌合戦」にも出場を果たした。「真夏の夜の匂いがする」はメジャー8枚目のシングルで、19年7月放送の石原さとみ主演のドラマ「Heaven？～ご苦楽レストラン～」の主題歌として書き下ろされたバンドナンバー。