THE FLUTEオンライン記事:
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フルート&ギターユニット"松天"ライブ

2017年7月8日(土) ザ・クォーターハウス(赤坂)
[出演]松天〈松村拓海/天辰直彦(Fl)、Kim Won Song/森永達哉(Guit)〉
[曲目]Samba inn (Kim Won Song)、Ana Maria (Wayne Shorter)、Wings (Kim Won Song)、Pannonica (Thelonious Monk)、夕影落ちて (松村拓海)、La Vacilona (Tomatito)、Swan Lake (Tchaikovsky)、Até quem Sabe (João Donato)、Mediterranean Sundance (Al Di Meola)

松天

東京・赤坂。TBS放送センターなどを中心に観光名所のような賑わいを見せる赤坂サカスも、夜はいくぶんか静けさを取り戻す。そんな中心地の裏手にある、隠れ家のような地下のバーで“松天”のライブは始まった。

松天はフルート2本、ギター2本という編成のユニットだ。フルーティストはジャズの分野を中心に活動する松村拓海と、ジャズのほかフラメンコのフルート演奏という異色のジャンルでの活動が目を引く、天辰直彦。そしてギタリストにKim Won Song、森永達哉。
ジャズをはじめブラジリアン、ラテン……いずれもジャンルの枠を超えたアレンジで、小さな空間に温かな時間を運んでくるようなアコースティックサウンドが耳をとらえる。メンバーによるオリジナル曲はもとより、チャイコフスキー『白鳥の湖』からのアレンジ曲など、松天のレパートリーはとても幅広い。
曲目リストからもわかるように、彼らは作曲家でもある。オリジナルアルバムをリリースしているほか、楽曲提供など多方面で活躍中のミュージシャンなのだ。松村が作曲・演奏している「ドモホルンリンクル」(化粧品)のTVCM曲が昨年末からオンエアされるなど、その実力は既にさまざまな場で発揮されている。
そんな彼らが紡ぎ出す音楽を隠れ家的空間で体感することができるのは、実はとても贅沢なことなのかもしれない。

フルートとギターの混じり合う音色は、唯一無二の響きを持つ。ほかのどの楽器とのコラボレーションとも違う“癒し”の感覚があり、その空間にいることを心地よくさせるのだ。
倍音の少ない楽器であるフルートと、豊かな倍音を持つ弦楽器であるギターの音色が混じり合うことで、絶妙な化学反応が生まれるのだろうか?いや、でもフルートも特にジャズの奏法では倍音がたくさん含まれる音色が出せると、いつか研究家の先生が話していたっけ……そんなことをつらつら考えながら、気持ちの良いサウンドにたっぷりと浸ったひとときだった。


Information

2017年8月10日発売の雑誌THE FLUTEに、松村拓海さん、天辰直彦さんが登場!
松村さんによるビギナー向けジャズレッスンは、FLUTE ONLINEに連動動画もアップ予定。
天辰さんは、ギターと一緒に奏でる音楽の魅力を余すところなく語ってくれます。 乞うご期待♪

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