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クラリネットバレルのすべて

バレルの基礎知識

最近、オプション設定のバレルに替えているクラ吹きをよく目にする。マウスピースの下が楽器とは違う色だったり、極端に膨れたような形状だったり、楽器とは違うメーカーのバレルを付けている人もいて、目で見ても面白い。みんな、他の人とは違う音色を求めていたり、音程のバランスを変えるためにバレルを替えているのだろう。
そこで今回は、知っているようで意外と知らないバレルの基礎知識を紹介。レクチャーしてくれたのは、ビュッフェ・クランポンの技術者として、楽器の調整をはじめ設計などにも携わり、現在、木管楽器の調整、修理専門工房を経営している日谷晃さんにお願いした。

日谷晃

日谷 晃(Akira Hitani)
国立音楽大学、東京コンセルバトワール尚美ディプロマコース卒業(クラリネット専攻) 1989年ビュッフェ・クランポンに技術者として入社。多くの演奏家の楽器の調整を担当。また、楽器の設計にも携わる2011年末、独立開業のため円満退社。2012年1月、木管楽器修理専門の工房「ル・ベカール」設立 。2014年1月、「株式会社ル・ベカール」設立、代表取締役社長に就任。

株式会社ル・ベカール
113-0022
東京都文京区千駄木3-21-4-1F
TEL 03-5832-9364
FAX 03-5832-9365

Contents

・バレルの役割
・何が変わる?
・バレルを選ぶ基準
・バレルの長さ
・メリット、デメリット
・リングについて
・お手入れ方法

>次のページに続きます

 

8月に公開予定の記事では、現在販売されている主なバレルを紹介!

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