ビバップとモダン・ジャズの創造主

チャーリー・パーカーのすべて

サックス界、そしてジャズ界には、これまで数多の才人が現れ、音楽と時代を変革してきた。そして、そのなかでも破格の天才で、とびきりの変革者と呼べるのが、チャーリー・パーカーだ。今でもジャズの王道であり続ける「モダン・ジャズ」と、その扉を開いた革命的な音楽スタイル「ビバップ」のオリジネイターは彼だ。 前号のジョン・コルトレーンに続いて、今回はアルトの偉人にしてジャズ発展の大功労者である、チャーリー・パーカーの魅力に迫る。まずは、その短くも激しい生涯を辿っていこう。(文:原田和典)

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・天空を舞う鳥のように鮮やかに駆け抜けたバードの短い生涯
・11歳でアルトサックスを手にしてカンザスで研鑽を積む
・ニューヨークへ出て25歳で初リーダー録音を敢行
・バードの愛称で新時代ジャズのシンボルとなるも早すぎる死へ
・ジャズの枠を超えた影響力の大きさは最新トリビュート盤からも
・まずは聴いておきたいパーカー名盤5選
・楽器セッティングの変遷と考察 Parker’s Setting Transition

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