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楽器を演奏するのはこんなに面白い!

wind-i mini2号 特集

吹奏楽に使用される楽器のプロ奏者の方から、それぞれの楽器を始めたいと考えている人にアドバイスをいただきました。ぜひ参考にしてください。

ピッコロ 丸田悠太(東京佼成ウインドオーケストラほか)

どんな楽器の素晴らしい演奏家でも、誰だってはじめは初心者だったわけですから、始める前から恐れていてはいけません! 特にピッコロ奏者は「気持ちの切り替えと思い切りの良さ」が大切ですよ。練習で行き詰まっても、プラス思考で抜け道を見つけ出し、本番では思い切って吹くことができるのが、ピッコロ奏者に求められる性格かもしれません。あとは周りの楽器への配慮を忘れずに、絶妙に空気を読む洞察力があれば完璧です。小さいけれど大変奥が深く、やればやるほど面白いピッコロ。自分にストイックで目立つことが大好きな人はぜひ、ピッコリストに立候補してみてください♪

 

フルート 槇本吉雄(東京吹奏楽団相談役ほか)

悪い癖が付くと直すことが大変です。極力自己流は避けたいです。
初めだけでもフルートを専門に勉強した方に教わることを勧めますが、地域によっては先生がいないかもしれません。その場合は奏法に関する本などを参考にすると良いでしょう。
フルートは幼いうちからでも始められ、若い人は言うまでもありませんが、かなりの年配の方でも楽しめる魅力的な楽器です。現在関わっている方の最高齢は83歳の方で、73歳からフルートを始めました。何と有意義な素晴らしい人生でしょうか!
始めたら一生楽しめますので、思い立ったらすぐ始めましょう。

 

ファゴット 鹿野智子(シエナ・ウインド・オーケストラほか)

何と言ってもまずはこの楽器を好きになってください。なるべく多くの時間、楽器に触れて自分の体や手にしっくり馴染むようになるといいですね。
そしてたくさんのCDやTV等でファゴットの音色を知ることです。こんな音を出したい、とかこんなふうに演奏したいというイメージを持つことが大切です。
最初に書いたことと相反するようですが、初めてファゴットを持つ人には案外この楽器は重いものです。アンブシュアを作る筋肉ができるまでは口がすぐ疲れてしまうということもあるでしょう。この悩みは大きく思えるかもしれませんが、日々の練習の積み重ねでいつか必ず解決するものです。
焦ることなく、時々上手に休みながら、楽しくファゴットを吹いてほしいです。

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