The Clarinet vol.73│特集

必ず役に立つ裏ワザ教えます【奏法編】

「この曲のこのフレーズを吹きたい!」と思っても、上手く指がまわらない、美しい音色で吹けない……など、どのように吹いたらいいのかわからない方も多いと思います。そんな奏法に関する門外不出のアイデアをまとめてみました。
ここではグリッサンドやポルタメントなどの奏法についてレクチャーします。
※なお、このコーナーはこれまでのThe Clarinetに掲載した記事の一部を抜粋し、再編集したものです。

Chapter4 グリッサンド  Glissando

谷口英治さん

vol.26[連載]ジャズ・クラリネットへの誘い

グリッサンドって……

グリッサンドやポルタメントなどの装飾はジャズ〜ポピュラー演奏上、欠かせないテクニックである、にもかかわらず、その定義や表記法がいまひとつ統一されていないのです(クラリネットならではの技術上の混同もあり)。この場をお借りして、大胆にも私なりの現場主義的整理を試みようと思います。
ジャズの楽譜に出てくる類似の表記法として譜例18〜21のようなものがあります。これらはいずれもグリッサンドの指示です(譜例20、譜例21のgliss.表記がなくても)。グリッサンドとは大胆に言い切ってしまえばスケールを用いた滑奏のことです。

譜例18
譜例19
譜例20
譜例21

 

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