クラリネット記事
辻本美博 | The Clarinet 51号

チンドンマンというお仕事

辻本美博

「チンドン屋って知ってるか? クラリネットと言えばチンドン屋だぞ!」。これは、辻本美博氏がクラリネットを始めたころ、父親に言われたという言葉だ。みなさんはチンドン屋と聞けばどんな人たちなのかすぐに想像がつくと思うが、いったいどんな仕事をしているのかを知る人はそれほど多くないだろう。 今回登場いただいた辻本氏は、浪花のチンドン屋「華乃家」で仕事をしている。さらに、現在フリーのクラリネットプレイヤー、そしてジャズ・ポップスアルトサックスプレイヤーとして活動するとともに、インストジャズロックバンド「カルメラ」のアルトサックスプレイヤーとしても活動中だ。そんな辻本氏曰く、チンドン屋とは「ルーツは宣伝屋さん。客を呼び寄せるため、賑やかにワイワイと演奏をしてビラなどを配って宣伝するというのが本来のチンドン屋です」。そこで働く人たちは、もちろん専業の人もいるし、平日はサラリーマンをしている人やミュージシャンなどもいるという。また、チンドン屋の精鋭たちが一堂に会するコンクールなどもあり、知っているようで意外と知らないチンドン屋のことを辻本氏が解説してくれた。

 

辻本美博│ Yoshihiro Tsujimoto
奈良県奈良市出身。1988年2月14日生まれ。中学、高校時代は吹奏楽部に所属し、クラリネットを演奏。高校時代、全日本吹奏楽コンクールに2度出場し、いずれも金賞を受賞。その間クラリネットソロにおいても数々の賞を受賞。大学進学後はALS JAZZ ORCHESTRAにてサックスプレイヤーとしても活動を開始。同ビッグバンドでは、全国大会である山野ビッグバンドジャズコンテストにおいて上位入賞。現在はフリーのクラリネットプレイヤー、ジャズ・ポップスアルトサックスプレイヤーとして活動するとともに、インストジャズロックバンド「カルメラ」のアルトサックスプレイヤーとして活動中。
http://tsujimoto.calmera.jp/


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