３『OMENS OF LOVE』

人気曲を、誌上レッスンと連動した演奏動画も参考にしながら、あなたのレパートリーに……！ そんなコンセプトでお送りしてきた part1・2に続き、今回はフュージョン＆ポップス編です。
引き続き、レッスン担当奏者による動画も紹介、取り上げた曲の楽譜もTHE FLUTE 177号の巻末に掲載しています。ぜひ誌面とあわせて活用してください。

3. OMENS OF LOVE 作曲：和泉宏隆

『OMENS OF LOVE』（オーメンズ・オブ・ラブ）は、日本を代表するインストゥルメンタルバンドT-SQUARE（ティー・スクエア）の曲です。作曲者はバンドメンバーでキーボーディストでもある和泉宏隆。1985年に発売されたアルバム「R・E・S・O・R・T」の中の１曲で、T-SQUARE の代表曲の1つです。
T -SQUAREは1976年から現在に至るまでメンバーを入れ替えながら活躍するバンドで、ジャズ、フュージョンバンドとして広く認知され、伊東たけし(SAX)、本田雅人(SAX)、則竹裕之 (DRUMS)、など数々の名プレイヤーを輩出しています。

advice by 若狭知恵

information

OMENS OF LOVE／ T-SQUARE【演奏してみた】
https://www.youtube.com/watch?v=4yrnIl05-SM
＊本誌掲載の楽譜と、バージョンが異なります。

若狭知恵【フルート】 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChDXId2ZxNQhxLVOyaV3PMA

introduction

『OMENS OF LOVE』という曲名ですが、これは日本語に訳すと「恋の予感」といった意味になります。インストゥルメンタルの曲ですので歌詞はありませんが、曲調は、これから恋が始まるようなワクワクした雰囲気を醸し出しています。吹奏楽でも定番曲となっており、吹奏楽でこの曲を知った人も多いと思います。他にも『宝島』『TRUTH』なども、吹奏楽で人気曲のT-SQUARE の楽曲です。吹奏楽版の編曲は、日本吹奏楽界の巨匠、真島俊夫さんによるもので、これらを聴くと青春時代がよみがえる……という声がたくさん聞こえてきそうです。