フルート記事 秘密のトンネルとは!?  アキヤマフルートの新たな頭部管
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Gear Report│アキヤマフルート

秘密のトンネルとは!? アキヤマフルートの新たな頭部管

GEAR

往年の名器が持っていた音色や響きを、現代の楽器で再現する──。そんな発想から、19世紀当時の銀食器やトレーを溶かし、巻管でのフルート製造にこだわるアキヤマフルート。実は、今密かに話題になっているのが、アキヤマフルートの6種の頭部管だ。それぞれ異なるリッププレートを採用し、歴史的名器の思想を反映したものから現代的なものまで、単なる吹きやすさではなく、“どんな音楽を目指すのか”という部分にまで踏み込んだ設計となっている。今回は、それぞれのモデルの違いや、巻き管へのこだわり、そして話題の“秘密のトンネル”について、代表の秋山好輝氏に話を伺った。

音楽的な響きは“聞きたい”と感じさせる

 
秋山さんは“巻き管”にこだわりを持ち、頭部管も巻管で製作されていますが、シームレス管との違いは大きいのですか?
秋山
かなり大きいですよ。僕は音の違いの9割くらいあると思ってる。シームレスと巻き管では、音が全然違う。鳴らしやすさだけなら、シームレスの方が鳴らしやすいけど、全部バーッと鳴るだけなんです。巻き管は、音の後ろに何か背負っている感じがあるんですよ。謎めいた部分というか、“色気”や“余韻”がある。そこが一番違うと思っています。
最近のフルートは“大音量化”している傾向がありますよね。もちろん大きな音は出る。でも、本当に音楽的な響きかっていうと、違う気がする。人間って“聞きたい音”だと、大きな音じゃなくても耳が開くんですよ。逆に大きくても聞きたくないような音だと、聴く側の耳が閉じてしまう。だから、ただ大きな音がするだけじゃ駄目。うちの楽器って、大音量の楽器じゃないのに、遠くまでしっかり飛ぶでしょう?
楽器本体が高騰している昨今、頭部管のみ替えてみるのも現実的な選択肢ですよね。
秋山
そうですね。それに、いきなり違うフルートに替えても、そもそもの吹き方も変わりますから、かえって違いはわからないかもしれない。だからまず頭部管を替えてみる。そうすることで、吹き方自体も変わってくるんです。すると今度は、「胴体が反応してないな」と感じ始める。そこから全部替えるかどうか判断してもいいと思います。
頭部管だけでも、かなり変化は感じられる?
秋山
もちろん。ただ、「音色は頭部管が7割」みたいに言う人もいるけど、僕はそうは思わない。音を作る上では、胴部管の影響もすごく大きい。だって頭部管以外の管のほうが長いからね(笑)。本当に音を変えたいなら、最終的には全部必要になる。でも、その入口として頭部管を替えることはすごく意味があると思います。
最後に、どんな人にこれらの頭部管を試してほしいですか?
秋山
今の自分の音に疑問を持っている人ですね。実際、うちに来る人って、普段使っているフルートが「何か違うなぁ」って思って来てる人なんですよ。ただ吹きやすいだけじゃなくて、もっと深い音を、もっと色気のある音を探している人。そういう人には面白いと思います。
モデルが6種類あって、それぞれ特徴が違うのも嬉しいですね!
秋山
気になった方は、ぜひ試してもらえたらと思います。
 
コンサートフルートの6種だけでなく、アルトフルートやピッコロフルートの頭部管も製作しており、最近人気が高いという。価格はそれぞれコンサートフルート用各¥400,000(税別)、アルト¥450,000(税別)、ピッコロ¥200,000(税別)
 

 

 
【問合せ】株式会社アキヤマフルート 東京都練馬区大泉町3丁目36‐4 TEL:03‐5905‐0817
 
 
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