ハープとつくる、魅惑のサウンド

フルートとハープで華麗に奏でよう

2014-08-27

7月に発売した新刊曲集「ハープと織りなす LOUNGE MUSIC ON FLUTE」は、比較的ゆっくりなテンポの作品を多めに掲載・収録しました。スローテンポな曲では、音を綺麗に伸ばすことで完成度が高まります。
また、ハープの美しい響きと合わせるためにも、フルートの音色をグレードアップするのが必須！137号では編集部オススメのロングトーン練習法を公開しています。

詳しくはFlute137号に掲載★

フルートのレパートリーとしては定番中の定番であるフォーレ作曲『シシリエンヌ』。
フルート＆ピアノ版として多くの曲集に収められていますが、今回は少々手を加えて、フルート＆ハープ版として曲集に収録しました。
本コーナーでは、『シシリエンヌ』のやや複雑な成り立ちとワンポイント楽曲分析、さらに今回のフルート＆ハープ版作成についても触れていきたいと思います。奏者からも聴衆からもすでに人気の高い作品ですが、その魅力がさらに輝きを増すよう、作品について考えていきたいと思います。

17世紀末から18世紀に用いられた器楽曲の楽章名です。一般的には6/8拍子または12/8拍子の牧歌的な曲想で、付点のリズム※1が特徴です。
フォーレのシシリエンヌも曲全体を通して※1のリズムが頻繁に使われています。リズムそのものが1回で使われるのか、連続で使われるのかによって、このリズムを含むメロディの表情が変化していくのを楽しめると良いでしょう。

他にも誌面では…