サックス記事 『匠-Takumi-』誕生
  サックス記事 『匠-Takumi-』誕生
[1ページ目│記事トップ
Gottsuの粋を集めたメタルマウスピース

『匠-Takumi-』誕生

GEAR

音への妥協なき探求心から、数々の銘器を生んできたGottsu。
そんなGottsuが長年培ってきた技術・ノウハウをすべて注ぎ込んだ最高峰モデル『匠 -Takumi-』を発表した。一体どんな特徴を持ったメタルマウスピースなのだろうか? その中身をひとつひとつ見ていこう。

設計Design

─すべてのバランスを再構築した設計─
ラウンド型のチェンバーにロールオーバーバッフルなど、Gottsuのラインナップの中でも“銘器”と評される「Jazz Metal」をベースとしながらも、内部形状やシャンク、バイトプレートに至るまで、すべてのバランスを設計段階から再構築している。

材質・仕上げ
Material & Finish

─ヴィンテージブラス+24Kメッキ─
歴史に名を残す数多のヴィンテージマウスピースを科学的に成分分析してきたGottsuが、特に1940年代の銘器とされるメタルマウスピースの真鍮成分を研究し、その比率にもっとも近い真鍮を「ヴィンテージブラス」と呼称し、厳選して使用している。さらに最終仕上げには、 純度の高い24金メッキを施すことで、上質で艶やかな響きをもたらし、マウスピース全体のポテンシャルを引き上げている。

ハンマー加工
Hammering

─息を呑む造形美と音響工学の奇跡─
『匠 -Takumi-』を象徴する、ボディからシャンクにかけての美しい槌目仕上げ。これは単なる装飾ではなく、音の響きを極限まで引き出すための必然的なアプローチだ。ハンマーで幾度も叩き上げる“加工硬化”により、金属の外側を硬く鍛え、内側には素材本来のしなやかさを残すという。Gottsu代表の後藤将彦氏は「金属内部に生じる硬さのグラデーション(不均一性)が、これまでのメタルマウスピースにはない奇跡的な音響特性を生み出します」と語る。ハンマリングの作業途中からすでに差が感じられるほど、その効果は大きいという。

発想Idea

─槌目加工というアイデア─
後藤氏によれば、この槌目加工のきっかけは、2019年に見たTV番組のトライアングル特集だという。既存のトライアングルに比べ、槌目加工を施したトライアングルのほうが圧倒的に響きが良かったことから、この技術をマウスピースに活かせないか長年研究してきた。そして、2021年に「SV950リガチャー」、2024年に「シグニチャーリガチャー」とこの技術を施したリガチャーが大きな話題を呼び、そこで得た経験と確かな実績が『匠 -Takumi-』誕生につながっている。

音色・響きSound

─メタルとラバーの常識を覆す─
ハンマリングがもたらす“加工硬化”により、一般的に高音域に偏りがちなメタルの固有振動数が劇的に変化。複雑な倍音成分をたっぷりと含み、低音域に対しても驚くほど俊敏で豊かな反応を示すという。メタルならではの「パワー」と「きらびやかで力強いエッジ」を持ちながら、ハードラバーの深く包み込むような「太さと柔らかさ」という特徴も併せ持つこのマウスピースのポテンシャルについて、後藤氏は「メタル素材でありながら、まるでハードラバーのような温かみのある音色も表現できる。メタルならではの圧倒的なパワーはもちろん、ピアニッシモでも輪郭のある美しい音色がしっかりと客席に届きます」と語っている。

設計から材質、加工までこだわり抜いて生まれたメタルマウスピース『匠 -Takumi-』。
“精密な最新テクノロジー”と“職人の魂”を完璧に体現したこのマウスピースは、Gottsuがその威信をかけて生んだ、長年の経験と技術の粋を集めたメタルマウスピースと言えよう。

 

Gottsu 『匠 -Takumi-』
価格:アルト ¥128,700(税込)
テナー ¥132,000(税込)
バリトン ¥143,000(税込)
材質・仕上げ:Vintage Brass 24金メッキ
オープニング:Alto  ♯71、♯75、♯79、♯83
Tenor  ♯95、♯100、♯105、♯110
Baritone  ♯100、♯105、♯110、♯115
※1/1000インチ表記
チェンバー形状: ラウンド型
バッフル: ロールオーバーバッフル
付属品: スライド式リガチャー、キャップ、桐箱
特許第7418769号/特許第7304026号
2026年10月8日発売予定(9月18日より予約受付開始)

 

株式会社Gottsu
〒242-0025 神奈川県大和市代官4-19-25
TEL 046-205-3612/ FAX 046-205-3618
https://www.gottsu.jp/



サックス