サックス記事 齊藤健太 Kenta Saito [前編]
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齊藤健太 Kenta Saito [前編]

第7回アドルフ・サックス国際コンクールで第1位に輝く! 世界を驚かせたシンデレラボーイが凱旋!!

2019年11月、日本のクラシック・サクソフォン界に大ニュースが飛び込んできた。世界最高峰として知られる「アドルフ・サックス国際コンクール」で第1位、第2位を日本人が独占! 見事優勝を果たしたのが、齊藤健太さんだ。年明け1月18日に開催される優勝記念凱旋コンサートを控える齊藤さんに、「THE SAX」編集部が初インタビューを敢行。その模様を今月と来月で2回に分けて、SAX ONLINEでいち早くお届けする。まずはコンクールのことを中心とした前編から!(写真:井村重人/コンクール写真:©AIAS-Jean-Pol SEDRAN)

齊藤健太

ようやく手にした第1位の称号

「THE SAX」には初登場ですね。
齊藤
はい、もうワクワクしています。いつも読ませていただいて、同期の上野耕平くんや洗足学園音楽大学の先輩である松下洋さん、いくつかのコンクールでライバルだった住谷美帆さんなどの活躍を拝見して、僕はいつ登場できるのかな……とジリジリしていました(笑)。
上野さんは同級生ですか。齊藤さんの世代は、活躍されているサックス奏者が多いですね。
齊藤
そうですね。上野くんとは、高校2年の時に参加した日本サックス協会主催のジュニアコンクールで一緒になったのが初対面です。当時は高校生なので生きる世界が狭かったので、同じようにサックスを頑張っている人たちに出会える場がコンクールでした。とても多くの友人と出会えましたね。
コンクールと言えば! この度は「第7回アドルフ・サックス国際コンクール」第1位おめでとうございます。結果発表を聞いた瞬間は、どんなお気持ちでしたか?
齊藤
言葉では言い尽くせないですね(笑)。僕にとって初めてのコンクールが、先ほどお話した高校2年のジュニアコンクール。その時は入選でした。翌年は第3位、その翌年に大学生になって初挑戦した「日本管打楽器コンクール」では1次予選落ち、大学4年時に第3位、2017年に参加した時も3位でした。そして、昨年「スロベニア国際コンクール」では第2位とコンスタントに本選に出場することはあっても、どうしても1位に結びつきませんでした。フラストレーションというか、ずっと悔しい気持ちを持っていたので、ようやく1位を取れて本当に嬉しかったです。しかも世界最高峰のコンクールですから、自分でも信じられませんでした。本選に出場したことだけでも驚きで、第1位を発表された時は「うわっ!」みたいな(笑)。
コンクールの規定でファイナリストはお互いの演奏を聞くことができなかったので、どういう順位がつくか全く予想がつきませんでした。自分自身はやれるだけのことはやったし、これで結果がどうなっても今の自分の実力は出せたと。どう転んでも、受け止められる心理状態にはなっていました。
アドルフサックス国際コンクール

パリ音に喧嘩を売ったかも?!

今回のコンクールでファイナルに残ったのがフランス人3名、日本人3名でしたね。
齊藤
驚きました。日本のクラシック・サックスのレベルがここまで上がってきたんだなと。日本は本場ではないし、ヨーロッパに比べたら半分ほどの歴史しかないので、明らかに後進国。その中で、この結果は素晴らしいと思います。過去7回の優勝者はフランス2人、ロシア2人、日本2人、ベルギー1人。日本がこの4カ国に入っているのは、すごいことなんだなと感じています。
実は、今回の6人のファイナリストの中で、僕だけがフランスで勉強した経験がありませんでした。そういう意味ではプレッシャーになりましたね。周りの方には、「日本人が3人もいるなんて、心強いね」と声をかけていただいたけれど、僕以外はみんなパリ国立高等音楽院で勉強しているので、喧嘩を売りにいってるみたいだなと思いましたよ(笑)。
順位はどのように発表されたのですか?
齊藤
下から順に発表されます。ですから、3位まで発表された瞬間、名前を呼ばれていなかった僕と小澤瑠衣さんの二人で顔を見合わせて「え? え!?」みたいな(笑)。小澤さんは大学の先輩でずっと仲良くしていただいていたので、「日本人2人でワンツー決まったよ!」という感動がありました。小澤さんが日本で受けた最後のコンクールが、僕が予選落ちしたときの「日本管打楽器コンクール」なんです。その時、第2位を取られていて、結果を出している姿に尊敬していました。そんな先輩と、まず本選で同じ舞台に立てたことが光栄だと思っていました。その後、2位と1位が発表されて、小澤さんからも「おめでとう」のお言葉をいただきました。
日本人の優勝は、今年8月に急逝された原博巳さん以来になります。生前の原さんとは交流などありましたか?
齊藤
原先生は、僕が卒業した洗足学園で教鞭をとられていたのですが、直接レッスンを受けることはありませんでした。でも、先生の演奏会は何度も聴きにいったし、僕もリサイタルをやる度に先生へ案内を出させていただきました。残念ながら来ていただくことは叶いませんでしたが、毎回温かい応援のメールを返してくださいました。演奏も人柄も素晴らしく、世界中から尊敬されている方でした。訃報の知らせを受けた時はショックで、今でも信じられない気持ちが大きいです。今回のコンクールでは、原先生が見守っていてくれたのかなと思っています。
きっと、原さんはとても喜んでいらっしゃるでしょうね。日本では今回の結果が大々的にニュース報道されていましたが、周りの反応はいかがでしたか?
齊藤
1位が発表されて、舞台に上がっている時からポケットの中の携帯がずっと鳴りっぱなしでした。FacebookやTwitterで世界中と繋がっているので帰国前から反響が多くて、寝る前に100%だった携帯の充電が朝起きたら15%になっていました(笑)。帰国してからは、楽器の選定を頼まれることが増えましたね。楽器店でたまたま居合わせた方から依頼されることもあって、驚きました。今まで僕のことをなんとなく知ってくださっていた方々も、今回のことをきっかけに目をかけてくださるようになりました。
アドルフサックス国際コンクール2

二大苦労曲を克服し、ファイナル進出へ

今回のコンクールのビデオ審査、第1次予選、セミファイナルでの演奏曲を教えてください。
齊藤
ビデオ審査はトマジ『サクソフォン協奏曲』第2楽章とラーション『サクソフォン協奏曲』の第2楽章です。これは撮り直しが効くので、苦手だった暗譜に挑戦しました。実は、録音を予定していた日にトラブルがあって、翌日の夜に撮り直しました。最初に予定していた日は朝だったので身体がしっかり起きていなかったみたいで、そのトラブルが幸いでした。身体がしっかり温まった状態で演奏できたし、ちょうど気持ちが乗っていたので良い演奏が撮れました。
1次予選は、バッハ『無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番よりアルマンド』、ダヴィッド『Nuée Ardente(火砕流)』と、選択曲はバリラー『ブルターニュ狂詩曲』を選びました。この曲は聞き映えがして、テクニックも発揮できて音楽的にも工夫すれば良いものになるんじゃないかと。それに僕に合っていると感じて選びました。セミファイナルは、コルニオ『牧歌と田園風舞曲』と選択曲がマントヴァーニ『霧雨の白熱』、自由曲は棚田文則『ミステリアス・モーニング』です。
この中で苦労した曲はありましたか?
齊藤
二大苦労曲があります! 1次の『Nuée Ardente(火砕流)』と、セミファイナルの『霧雨の白熱』です。
『火砕流』は、単純に難しい。テクニックも高度で、練習しながら「この曲本当に吹けるのかな……」と毎日毎日思ってました(笑)。『霧雨の白熱』は、ピアノ伴奏付きでここまで緻密な現代音楽に取り組むのが初めてだったので、ピアニストとゆっくり、じっくり合わせていきました。8月に練習をした際、どこかで丸一日合わせの日を作らないとまずいねと話し、9月末にその機会を設けました。それでなんとか通るようになった。そういう意味では1番苦労しました。今回のコンクールでは、ピアニストのAKIマツモトさんに現地に一緒に出向いてもらい、僕の演奏を支えていただきました。
ファイナルでは、本コンクールのために書かれたクロード・ルドゥ『ノエマ』と、選択曲の中からクラズノフ『コンチェルト』を演奏されました。手応えはどうでしたか?
齊藤
手応えはどのコンクールでもありません。ただ、本選に進むときは毎回予感のようなものがあります。大学4年時に参加した「日本管打楽器コンクール」や去年の「スロベニア国際コンクール」の時も、いけるかもしれないという予感がありました。
予感を感じるのは、どのタイミングですか?
齊藤
コンクール当日、会場にいる時にそんな感じがします。「落ちたらどうしよう」という不安が全くないので、コンディションが良い状態になります。今回も、いつも通りやれば結果はともかく、自分が満足のいく演奏ができるなという気持ちがありました。
アドルフサックス国際コンクール

これが本当に最後のコンクール

2週間あまりのコンクール開催期間中は、どこに滞在していたのですか? 現地で苦労したことはありましたか?
齊藤
お城のようなお宅にホームステイしていました。このコンクールでは、出場者にホストファミリーを紹介してくれます。僕がお世話になった方も素敵なファミリーで、とても優雅に過ごせました。ディナンは田舎町なので、土地も広大で空気もきれい。羊を飼っているお宅だったので、毎朝その鳴き声で目覚めました(笑)。
今回が初参加のコンクールでしたが、ヨーロッパには何度も足を運んでいたので、特に困ることはありませんでしたね。今年の夏もアルノ・ボーンカンプさんのレッスンを受けるためにオランダに行き、アムステルダム、ブリュッセル、パリ、モンサンミッシェルと1ヶ月かけての旅をしてきたところでした。ヨーロッパでの生活はイメージできていたので、苦労はありませんでした。
ディナンでの「お城のような」ホームステイ先
ディナンでの「お城のような」ホームステイ先
これまでも数々のコンクールで受賞歴をお持ちですが、コンクール前はどんな準備をしますか? また今回のコンクールで特別にしたことはありましたか?
齊藤
特別なことはしません。良い演奏ができるようにと、リサイタルを開催する時と準備の仕方は変わりません。ただ、今回はこれまでと決定的に違ったことがあります。それは「これが最後のコンクールだ」という意気込みです。僕は27歳で、「アドルフ・サックス国際コンクール」も年齢制限が30歳ですから、本当にこれが最後かなと。ここで1位にならないと、もうてっぺん取ることはできないから、今度こそ絶対取れるように準備しようと考えていました。
意気込みが違ったわけですね。演奏や技術といった点で変わったことはありましたか?
齊藤
楽器を替えたことですね。それまで海外メーカーのサックスを吹いていて不自由はまったく感じていなかったんですが、以前からヤマハのサックスに魅力を感じていたので、替えることにしたんです。コンクールのことは意識していなくて、たまたまタイミングが重なりました。

自分がイメージする音色に近づくことができる楽器

齊藤健太
楽器をヤマハに替えたのはいつですか?
齊藤
今年の2月です。実は、僕がヤマハのサックスとしっかり向き合ったのは、高校生のころ。友人の松井拓野くんが使っていたヤマハを吹かせてもらって、いいなと感じました。その頃から、ヤマハの良い点、悪い点、そのときに使っていた楽器との違いなどをしっかり理解していたと思います。その後、ソプラノサックスはヤマハをずっと使っていて、ヤマハの低音域の厚い音というか、太い音に魅力を感じていました。
スロヴェニアのコンクールで賞金をいただいて、僕が使用していた楽器を譲ってほしいという話もあったので、資金も調達できたことだし購入できるかなと。それでYAS-875EXGに買い換えることにしました。
楽器を変えたことで、コンクールで功を奏したという実感はありますか?
齊藤
そこまではありませんが、自分の演奏をイメージ通りにしていかないと、結果として舞台に立った時に不具合が出ると思うんです。絶対にミスマッチが出てしまうので、そういう意味ではヤマハに替えることで自分がイメージする音色に近づくことができたので、メリットがあったと思います。
セッティングも変えましたか?
齊藤
実は、マウスピースを1週間前に替えました。それまでセルマーのS90 170を使用していたんですが、本選の曲でフラジオでもかなり高い音域(実音A→B♭)が出てくるので、ちょっと詰まるなと感じ始めたんです。1年ほど使用していたので、デメリットがなく変えられるマウスピースがあれば絶対にそのほうが良いから、このタイミングで一番フィットするものに替えたほうがいいなと。物は試しと思い、楽器店に駆け込みました。開きを180に替えたんですが、コントロール感は変わらずもっとスムーズに息が入って、フラストレーションのない状態で吹けるものが見つかりました。リガチャーやリードは変えていません。
1週間前とは驚きました。怖くて替えられないという人もいますよね?
齊藤
僕の師匠である池上政人先生もこだわりがあって、リードを慎重に選ぶ姿を何度も見ていますが、僕自身はあまり変わらないと感じるんです。楽器を替えてもやっぱり先生の音色がするし、マウスピースを替えてもそう。ですから、チェンジしても大丈夫だろうと思うんです。結局は自分の吹き方になるし、自分の音になるので。僕はあまり慎重に考えないタイプかもしれません。

木管らしい深みのある温かな音色がお気に入り

コンクールでの楽器の調子はいかがでしたか?
齊藤
何の問題もありませんでした。ヤマハの皆さんがバックアップしてくださいました。ヤマハアトリエ東京の中澤さんは、毎回バッチリなメンテナンスをしてくださいます。自分が気になる点を話すと、親身になって何とか解決策をみつけようとしてくださるので、どんどん自分専用の楽器が出来上がっていきます。僕は生徒の楽器を依頼されて選定する際に、自分の楽器と比べて遜色ないものを選ぼうと心掛けているんですが、どう頑張っても自分の楽器が一番吹きやすいです(笑)。
YAS-875ではなくYAS-875EXを選んだ理由は何かありますか? それと金メッキにした理由は?
齊藤
僕は鈍感なほうなので2つの違いを見出せるわけではないんですが、購入前に感じたのはEXの取り回しの良さというか、レスポンスが若干良いような気がしました。それから、ヤマハのダークな音色が好きで、それにゴールドをプラスすることで音の密度が高くなる感じがします。音がまとまって遠鳴りもするし、音抜けが良いですね。
その他、この楽器の気に入っている点を教えてください。
齊藤
一番気に入っているのは、レミファあたりの音色。深みのある温かい音色が好きです。ヤマハのサックスを選ぶ方は共通して仰ると思うんですが、より木管的な音色が出せると。吹奏感についても、僕は「V1」のネックを使用しているので、息の入り方は前に使っていた別メーカーの楽器とほとんど変わりません。普通は相当ギャップが生まれると思うんですが、このネックのおかげでほとんど違和感なく演奏できています。
カスタマイズしている点は?
齊藤
僕は手が小さいので、サムレストがそのままだとマメができてしまうので、少し削ってもらっています。それから、巷で話題の「柴ネジ」を 付けています。音の密度がまるきり変わりますね。
ソプラノもヤマハのYSS-875EXを愛用されていますが、いつからでしょう?
齊藤
実は3日前にソプラノもゴールドに買い替えたんですが、「アドルフ・サックス国際コンクール」で使用したラッカーの楽器は中学3年の冬に購入したものです。テナーも2年前くらいに購入して、それもYTS-875EXのゴールドです。サクソフォンクインテット「Five by Five」でテナーを吹き始めて、楽器を購入しようと思ったところ、たまたま野田燎さんが使用していた楽器が中古で出回っていて、現在は僕がそのテナーを吹いています。

齊藤健太という人間が、どんな演奏をするのか知ってほしい!

では、1月18日に文京シビック大ホールで開催されるアドルフ・サックス国際コンクール優勝記念凱旋コンサートへの意気込みを聞かせてください。
齊藤
今回のコンサートは、コンクールが終わった直後に会場を押さえることができて、トントン拍子に開催が決まりました。第1部でAKIマツモトさんと、第2部では僕が所属するブリッツフィルハーモニックウインズと共演させていただきます。
1800席もあるホールでソロの演奏ができるなんて、一生のうちにそう何度もないと思います。非常に稀な機会ですから、まずは大成功させたい。たくさんのお客さまに聞いていただけるので、準備をしっかりしていきたいです。
斎藤健太,ソプラノ
プログラムもバラエティに富んでいますね。
齊藤
凱旋コンサートなので、コンクールで演奏した作品が中心ですが、デュクリュックの『ソナタ』は初めて演奏します。ずっとやりたいと思っていた作品です。
このタイミングでこの作品に取り組めるので、皆さんに感動していただけるよう良い演奏をしたいと思います。
後半には、吹奏楽の定番曲『宝島』なども入っていますね。
齊藤
聞きに来てくださる方の中には、吹奏楽部出身の方も多いと思うので。ブリッツフィルハーモニックウインズに関しても、まだまだこれからの団体ですが、スーパープレイヤーが集まってクラシックの作品を披露するだけの団体ではなく、温かくハートフルな演奏をしていることを、いろんな方に知っていただきたいです。そして、これまで僕の演奏を聞いたことのなかった方たちにも、齊藤健太という人間がどういう演奏をするのか、もっともっと知っていただきたいです。

(後編へ続く)

ブリッツフィルハーモニックウインズのコンサート情報はコチラから
http://blitz-winds.org/concerts/81" http://blitz-winds.org/concerts/81

[使用楽器]
アルトサクソフォン:ヤマハYAS-875EXG
マウスピース:セルマー S90 180
リガチャー:ハリソン
リード:バンドーレン青箱3½

Concert Information
第7回アドルフ・サックス国際コンクール優勝記念
齊藤健太 凱旋コンサート 開催決定!
【日時】2020年1月18日(土) 19:00開演予定
【会場】文京シビックホール 大ホール
【出演】齊藤健太(サクソフォン)、AKIマツモト(ピアノ)、松元宏康(指揮)、ブリッツフィルハーモニックウインズ

【プログラム】 
◆第1部 with AKIマツモト(Pf)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 よりアルマンド/R.コルニオ:牧歌と田園風舞曲/B.マントヴァーニ:霧雨の白熱/F.デュクリュック:ソナタ/

◆第2部 with ブリッツフィルハーモニックウインズ
A.グラズノフ:サクソフォーン協奏曲/
青春の輝き/宝島
【チケット料金】 全席指定(税込) S席 3,500円 A席 2,500円 B席 2,000円 ※未就学児入場不可 ※当日券500円

登場するアーティスト
画像

齊藤健太
Kenta Saito

東京都出身。2015年、洗足学園音楽大学卒業、同時に優秀賞を受賞。2017年、東京藝術大学別科修了。第31回及び第34回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第3位。第27回大仙市大曲新人音楽祭コンクール管楽器部門最優秀賞、並びに審査員推薦を受ける。
9th International Saxophone Competition Nova Gorica 第2位。2019年、第7回アドルフ・サックス国際コンクール第1位。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団とH.トマジのサクソフォーン協奏曲で共演(秋山和慶指揮)。これまでにサクソフォーンを金井宏光、二宮和弘、須川展也、池上政人、林田祐和の各氏に、室内楽を池上政人、有村純親の各氏に、ジャズサクソフォーンを佐藤達哉、MALTAの各氏に師事。Saxophone Quintet “Five by Five”では「KENTA」として活動。ブリッツフィルハーモニックウインズ、コンサートマスター。

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