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私がこの楽器を愛する理由

wind-i mini1号 特集

ソプラノサックス 國末貞仁(Quatuor Bほか)

ソプラノサックスはまるでヴァイオリンのような繊細な音色からトランペットのような力強い音色まで出すことができる幅広い表現力を持った楽器です。管体がまっすぐなこともあり、他のサックスの仲間とはひと味違った個性的な音色を持っています。ピュアで透明感のある音色が魅力です。

 

アルトサックス 栄村正吾(シエナ・ウインド・オーケストラほか)

吹奏楽の中でのアルトサックスの魅力は、メロディもハーモニーもお手の物。メロディでは表現力の大きさを生かしてたっぷり歌ったり、またクラリネットとサックス、フルートとサックスなどの組み合わせの中で音色の変化や色彩を作る魅力があります。機動力もあるので細かいパッセージも得意ですし弦楽器的な表現も十分可能です。内声時にはサックスセクションとしての音の統一感を生かして豊かなハーモニーを生み出せるし金管と木管の橋渡し的な役割も担います。
またポップスやジャズを演奏するときにはなくてはならない楽器だと思いますし、なんと言っても単純にカッコいい! ソロやアドリブとかを吹きこなせばバンドのヒーロー、ヒロイン間違いなし!

 

テナーサックス 林田和之(雲井雅人サックス四重奏団ほか)

サックス全般に言えることですが、 運指も容易で覚えやすく機動力に富み、 音色の幅が広く表現力が豊かなところです。吹奏楽のみならず、クラシック、ポップス、ジャズ、演歌などなど、様々なジャンルで大活躍です。その中でもテナーサックスは男性的な太く優しい音が出せる楽器です。ジャズの世界ではアルトよりもテナーのほうが使われることが多く、たくさんのスタープレイヤーがいます。

バリトンサックス 栃尾克樹(東京佼成ウインドオーケストラほか)

吹奏楽の中では、主に低音をチューバやコントラバスと一緒に支えることが多いのですが、場面によってメロディや対旋律など、様々な役割を受け持つことができます。ベースラインとメロディを違和感なく行き来できるということは、他の楽器にはない大きな魅力だと思います。また、低音域のソロ楽器として充分に機能しうる機動性、豊かな音色を持ち、ある程度吹きこなせるようになれば、自分の意志に沿って幅広く音色の変化を付けられます。弦楽器のチェロに匹敵する楽器だと思っています。余談ですが、記譜上、他のサックスよりも半音低いLow-A(実音C)のキィがほとんどの楽器に付いているので、最低音はチェロと同じになります。チェロは上に音域が広いのですが、フラジオを駆使することで、チェロのレパートリーにチャレンジすることもできます。
合奏の中では、「存在を消す」という楽しみ方もあります。他の低音楽器との音程が合うと、そこにどの楽器が存在するのかはっきりとは分からなくなることがあります。他の楽器の音色とブレンドすることで、えも言われぬ音色が生まれるのです。それぞれの楽器が主張するばかりではなく、合わさることで、単独では出せない深みのある低音を生み出します。例えばフランス料理のおいしいソース、その素材がいったい何だか分からない、というような感じです。音程をピタリと合わせて、余計な主張をせずにまわりをよく聴かなくては、こうはいきません。

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