クラリネット記事詳細:アレッサンドロ・カルボナーレ クラリネット・リサイタル│ON The Clarinet
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アレッサンドロ・カルボナーレ クラリネット・リサイタル

アバド絶賛!イタリアの至宝が奏でる脅威の演奏

クラリネットのイメージを覆す驚異の超絶技巧で知られる、アレッサンドロ・カルボナーレさん。
ローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団の首席クラリネット奏者としての活躍のみならず、ベルリン・フィル、シカゴ響など世界の名門オーケストラにも首席奏者として客演。世界中でリサイタルやマスタークラスも行ない、アバドをはじめとする名指揮者達も全幅の信頼をおく天才奏者が、Hakuju Hallで再びリサイタルを行ないます!
ロックから現代音楽までを自由自在に行き来するミラノ在住の個性派ピアニスト黒田亜樹さんとの息の合ったコラボレーションも必聴です。イタリア・オペラの旋律による変奏曲なども加わった、古典から現代の名曲を、カルボナーレならではの華麗で多彩なパフォーマンスで繰り広げます。
Clarinet ONLINEの皆さまには、過去にThe Clarinetに掲載したカルボナーレさんの記事を少しご紹介しましょう。

 

たくさんの音楽を聴いて、自分のスタイルをオープンに

“アレッサンドロ・カルボナーレ”

──あなたはモーツァルトやブラームス、ピアソラやチャーリー・パーカーなどジャンルが大変幅広く、しかもそれぞれ音楽を深く構築されていますね。

カルボナーレ:この作曲家を演奏する際はこういった雰囲気で……といったようにスタイルは変えていますが、それはたくさんの音楽を聴いて自然に演奏しているのです。何か法則のようなものがあって、システマチックに変えているわけではありません。「勉強したからできる」というわけではなく、たくさんの音楽を聴いていく中で、自然にそれぞれの曲の違いを表現しているのです。

──あなたが聴いた音楽の中から興味を持ったものに取り組まれているのですか?

カルボナーレ:演奏会の曲を選ぶときには、クラシックの伝統的な曲だけで構成するのではなく、クラシックもあればジャズやポピュラーもありというふうに、私のスタイルは非常にオープンなのです。そういう意味では、個性的なプログラムを組むように心がけています。

──あなたは15年もの間、フランス国立管弦楽団にスーパーソリストを務められました。何かエピソードはお持ちですか?

カルボナーレ:私が入団して2週間後ぐらいにアメリカへのTOURがありました。そのときにベルリオーズの『幻想交響曲』を演奏したのですが、まったく練習なしで本番をすることになったのです。というのは私がその曲をそれまでに演奏したことがなかったのですが、そのときの指揮者が「ベルリオーズは(練習を)やらなくてもいいだろう」といったのです。スーパーソリストの座を勝ち得た私としては、「その曲を吹いたことがない」とはとても言えなかった(笑)。フランス国立管弦楽団では入団しても6ヶ月間の試用期間があるのですが、2週間前に入団した私は当然その期間にあたりますからミスは許されません。ましてイタリア人である私がフランス国立管弦楽団のスーパーソリストの看板を背負った初めての演奏会でしたから、ストレスがたまりましたね。最初から最後まで小節を数えて間違えないようにしました。本当にあんなに緊張した演奏会はなかった(笑)。とても印象に残っているコンサートですね。もしあのとき私がミスをしていたら、オケにはいなかったでしょう。

(インタビュー全文はThe Clarinet 41号に掲載しています)

 

 

第28回 ワンダフルoneアワー
アレッサンドロ・カルボナーレ クラリネット・リサイタル
アバド絶賛!イタリアの至宝が奏でる脅威の演奏

“アレッサンドロ・カルボナーレ”

[日時]7/26(水)15:00開演/19:30開演
[会場]Hakuju Hall
[出演]アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)、黒田亜樹(Pf)
[曲目]ウェーバー:クラリネット小協奏曲 ハ短調/変ホ長調 op.26、ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲、バルトーク:ルーマニア民族舞曲、バルトーク:ルーマニア民族舞曲、ガーシュウィン:ガーシュウィン!!! 、コヴァーチ:ショレム・アレイヘム 他
[料金]全席指定 各回¥3,000(税込)
[チケット取り扱い]予約フォーム
Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700

 

(インタビュー全文はThe Clarinet 41号に掲載しています)

 

アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)│Alessandro Carbonare
1967年イタリア生まれ。リヨン歌劇場管を経て、フランス国立管弦楽団首席を15年間務めた後、2003年よりローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団の首席奏者。90年ジュネーヴ、91年プラハ、91年トゥーロン、91、92年ミュンヘン、92年パリなどあらゆる国際コンクールで入賞。スイス・ロマンド管、スペイン国立管、オスロ・フィル、ミュンヘン放送管、ベルリン放送響などとソリスト共演。ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響などへ首席奏者として客演。ムーティ、小澤征爾、デュトワ、マズア、スヴェトラーノフ、ハイティンクなどと共演。アバド指揮ルツェルン音楽祭におけるモーツァルト協奏曲の収録(ドイツ・グラモフォン)は、13年、第49回レコードアカデミーアワード獲得。ハルモニア・ムンディ、JVC 日本ビクターなどに録音、衛星放送SKYではカルボナーレを特集した番組「Notevoli」が話題を呼んだ。L.カヴァコス、P.ズーカーマン、A.ロンクイッヒ、ラン・ラン、M.アルゲリッチなどと共演。ジャズ、クレズマー音楽にも傾倒し、パキート・デリヴェラ、ルイ・スクラヴィス、エンリコ・ピエラヌンツィ、ステファノ・ボラーニなどの著名ミュージシャンと共演している。ベネズエラのエル・システマでも意欲的な活動を行う。サンタ・チェチーリア国立アカデミア、キジアーナ音楽院サマーコース教授。
http://www.carbonare.com





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