クラリネット記事
“吹いてみたい”を吹いてみない?

クラリネットソロで吹こう!『ラプソディ・イン・ブルー』

みなさん、こんにちは❗ザ・クラリネット編集部です🍁
私たち編集部がオススメの楽譜を紹介する連載、今回が二回目となります🎉
前回の記事をお読みいただいた方、どうもありがとうございます!
まだ読んでいないという方は、ぜひ⇩チェックしてみてくださいね👌
クラリネットアンサンブルで吹こう!『宝島』

さてさて、それでは元気に楽譜を紹介してまいりましょう♪
今回の曲は……前回ちょろっと予告しましたね😉
ジョージ・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』!



















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クラリネット吹きなら誰もが一度は(遊びで!?)吹き、その途方もない難易度の前に挫折して膝をついてきたあの難曲の、クラリネットソロ&ピアノバージョンの楽譜です🔥

そもそもどんな曲なの?

2006年に放送された大ヒットドラマ「のだめカンタービレ」のエンディング曲にも使われたこの『ラプソディ・イン・ブルー』。
劇中では、マングースのきぐるみを着て鍵盤ハーモニカで演奏するシーンが印象的でした😆

この曲を作ったのは、アメリカ生まれの作曲家 ジョージ・ガーシュウィンです。
かのモーリス・ラヴェルに弟子入りを申し出るも、
「あなたは既に一流のガーシュウィンなのだから、二流のラヴェルになる必要はないでしょう」
と言われ断られたというエピソードが示すとおり、こと作曲において彼は類稀なる才能を持っていました。
今回取り上げる『ラプソディ・イン・ブルー』や『パリのアメリカ人』などに代表される、ジャズとオーケストラを融合させた「シンフォニック・ジャズ」というジャンルを確立させた立役者です。
晩年は病に苦しみ、惜しまれながら夭逝しました。しかし、その短い生涯の中で多くの名曲を生み出した彼は、20世紀のアメリカにおける最も偉大な作曲家の一人と言えるでしょう。

そんな『ラプソディ・イン・ブルー』は、元はピアノ独奏とオーケストラのための楽曲です🎼
作曲はガーシュウィンですが、当時の彼は管弦楽法にさほど明るくなかったこと、なによりも納期の短い過酷なスケジュールであったため、編曲はファーディ・グローフェが行ないました。
なんでも、ガーシュウィンが2台のピアノを想定して作曲をすると、グローフェがすぐさまオーケストラ用に編曲していったのだとか😲❗

その後も何度かの改稿を加え、今日でも親しまれるこの名曲は生まれました。
作曲者自身がピアニストであったこともあり、この曲のメインはピアノ独奏……なのですが、クラ吹きとしてやはり目が、耳が行くのは冒頭のカデンツァ!!ですよね👂
曰く、列車に揺られるなかで感じたリズミカルな機械音から着想を得た🚃というこのクラの特大ソロ。
やはり、吹けたらカッコいい!!🌟
……でも、それ以外の部分だってカッコいい、ですよね!?そこも吹きたい……ですよね!?!
というわけで、今回の楽譜をご紹介しましょう✊

3つのポイントを押さえよう!!

今回の楽譜は、クラリネットとピアノのコンチェルト風のアレンジとなっています。 全て演奏すると15分を超える大曲となるので、ちょっぴりライトなハーフサイズに短縮しています。
しかしご安心を。冒頭のクラソロはもちろん完全再現❗その後も嵐のごとく押し寄せる高難易度のパッセージの数々。
丸ごと一曲、クラリネットでたっぷりとご堪能いただけます★

アレンジをしてくださったのは、クラリネッティストのMamiさんです🎊👏
Mamiさんからは、3つのポイントを教えていただきました!

一つ、グリッサンドをマスターしよう
一つ、クラシックとジャズの要素を味わおう
一つ、楽器モノマネを習得しよう🎺🎹

最大のポイントは、やはり冒頭のグリッサンド❗カデンツァの最初にあるグリッサンドは、この曲の幕開けとなる重要なフレーズ。息のスピード感やアンブシュア、指の離し方などにも工夫を凝らして、ぜひとも習得しましょう✊

次のポイントですが……この曲は、先ほども話したように「シンフォニック・ジャズ」です。
ジャジーでノリがいい場面と、クラシカルで少々お固めの場面が混在するのがこの曲の特徴であり、面白いところです。となれば、それらを感じて吹き分けない手はない❗
音色も使い分けて、多彩な“ブルー”を描き出してくださいね🎨

さて、最後のポイントは「楽器モノマネ」
これは、原曲で演奏しているパートを真似しましょう、ということです!
元がトランペットならばブリリアントな響きで、フルートならば軽やかに、トロンボーンは低音でどっしり構えて……それぞれの楽器になりきり、より一層きらびやかな演奏を目指しましょう✨

これらのポイントを押さえ、ド派手にカッコよく、キメちゃいましょう!!
発表会でこれを吹けたら、喝采を浴びること間違いなし👍
ピアノも含めてかなりの高難易度ですが、ぜひぜひ挑戦してみてくださいね!

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ソロ・ピース ラプソディ・イン・ブルー

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今回もお読みいただきありがとうございました✨
それではまた、次回をお楽しみに👋


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