アンサンブルの作り方

音程の合わせ方 Part.3 みんなでそろえるためには?

木内倫子より伝授!
E♭クラの音程、B♭クラと合わせるには?

こんにちは!
E♭クラの木内倫子です。
B♭クラと音程を合わせるには、という質問ですが、B♭クラと合わせることも、他の楽器と合わせることも、違いはありません。
合わせる相手の音をよく聴き、その人の音を自分が吹いているように、寄り添って吹くようにするといいと思います。
また、B♭クラの音程の癖を知っておくのも大切です。私はもちろんB♭クラも吹くので、B♭クラと合わせる時はB♭クラを吹いているつもりでE♭クラを吹くようにしています!
そうすると音程だけではなく音色も近づきますよ。
E♭クラは音程が不安定で大変ですが、あまり苦手意識を持たずに柔軟に、頑張ってください!

飯島泉より伝授!
ハーモニーを吹くときに音程で注意することは?

ずは、正しい音程を出すことが基本です!

そして、ユニゾンを合わせることができなくてはいけません。
第3音は、長調や短調のときとで音程の取り方が少し変わりますし、音楽の和声の進行によっても音程の取り方は変化していきます。
いくら音程が合っていても楽器の特徴やバランスによっても変化するため、ここで一言で述べるのはとても難しいことです。
あまり理屈にこだわらず深く考えすぎないように、互いによく聴き合い、良い響きのする音程の感覚を身体で覚えることが大切です。
ハーモニーを練習するための「ハーモニーエチュード」などを使用して、良い響きを常に出せるように練習すると、音程、バランスも自然に身についてくるでしょう。

佐々木理恵より伝授!
アンサンブルでユニゾンを吹くときに注意することは?

こんにちは! 佐々木理恵です。
ユニゾンはアンサンブルの曲でもよく出てきますし、吹奏楽もクラリネットのユニゾンが効果的に使われている曲が多いですよね。
ユニゾンで一番気になるのは音程だと思います。
各自でチューナーで音程を確認するのもとても大切ですが、あまりチューナーに頼り過ぎると自分の音を聴かなくなってしまうことがあります。
みんなで一緒に音を出してお互いの音を聴き合いながら音程を合わせるようにしましょう。
そのとき初めのうちは、誰か一人がチューナーを見ながら音を出してその他の人たちはその音程に合わせて吹くと良いでしょう。
ユニゾンは音色も合ってないと音程を合わせても合っているように聴こえません。一人ひとりが頑張って吹くというよりお互いの音の中に入っていくイメージで吹くと音色が寄ってきますよ。
フレージングやクレッシェンド、ディミヌエンドのやり方も統一しましょう。より効果的に聴かせることができます。
そして一番大切なのは同じ音楽を共有できることです。
一度上手くいったなと思っても、また崩れてしまう……なんて時は音楽の感じ方がバラバラなことがあります。
同じ音楽が感じられると自然と音もそろってきます。
これはユニゾンだけでなく曲を演奏する時にはとても大切なことです。
どんな音楽がしたいか、アイデアを出し合いたくさん音を出して演奏しましょうね。


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