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第5回 カラフルのリード論

 

若林愛

若林愛 リード
A1. RICO RESERVE Classic
リードの材料であるケーンの根本2節のみを使用しているので繊維密度が高いということがレゼルヴシリーズの特徴。レスポンスの良さも魅力的です。 


A2. RICO RESERVE
レゼルヴシリーズのスタンダード版を使っています。コシの強さが気持ちいい吹奏感を生み出してくれます。カットの形状から見ても、私が愛用しているマウスピースRICO RESERVE X10との相性はバツグンです。


A3. 本番では常にベストな状態のリードを使いたいので1週間〜10日に一箱、一ヵ月ですと3箱の目安でリードを開けて育てています。 


A4. 安定感のあるもの。リードを育てながら軽くメモを取っているのでその育成期間中に総合的にムラのない安定しているものを選ぶようにしています。その中から演奏する場所、例えばコンサートホールや会場の大きさや響き方を考えて選んでいきます。。 


A5. 箱を開けたらまず、すべてのリードを1分くらいずつ。その後の1ヵ月くらいは3〜5分くらいずつ吹きます。毎日吹くわけではないのですが、これは合わないと感じるリード以外はまんべんなくすべて均等に吹いてリードを慣らします。リードに番号を付けて特徴をメモしていくことで変化を見たり調子の良いものを選別していきます。箱を開けてから本番で使用するまでにかける期間は2ヵ月くらいです。

 

 

澤目未樹

澤目未樹 リード
A1. Vandoren Traditional 3
トラディショナルはレスポンスが良くアタックがしやすいのが特徴です。
Vandoren V12 3 1/2
V12は適度なコシがあり、息を吹き込みやすく感じます。 


A2. RICO RESERVE Classic 3 1/2
レゼルヴクラシックはどの音域でもレスポンスがとても良く、音の立ち上がりがスムーズです。均一性も高いので個々のリードのばらつきも少ないように感じます。


A3.特別なこだわりというほどではありませんが、これは本番用に、と選んだお気に入りのリードは、本番以外にはほとんど吹きません。 


A4.リードを選ぶときの基準は、まず自然に息が入るものを選びます。そしてタンギングがしやすく、ピアノやフォルテにも柔軟に対応できるリードかどうかも重要です。またカラフルでの本番のように少人数でのアンサンブルなどの場合だと、曲中で休みがほとんどないような曲も多いので、その日の体調やプログラムも考慮しつつリードを選択するようにしています。


A5.新しい箱を開けて好みの物を選んだら、長時間吹かず5分程度で吹くのをやめて次のリードへ、というように回転させます。
1〜2週間くらいその行程を続けると、リードも安定してくるのでその時点でさらにその中から本番で使いたいものと、そうでないものに分けます。特にお気に入りとして選ばれたリードは本番前のリハーサル等で確認のために少し吹くこともありますが、基本的に本番以外は吹かずに保管します。

 

 

小田裕子

小田裕子 リード
A1.Bbクラリネット|Vandoren Traditional 3、3 1/2、4
アタックがしやすく、はっきりとした輪郭の音が作りやすく、しっかりとした芯のあるサウンドを作るのに良いです
Vandoren V12 3、3 1/2、4
倍音が増し、豊かな響きが作りやすいです。
RICO GRAND CONCERT SELECT THICK BLANK(ファイルドカット)3 1/2
響きやすく、柔らかい音色が作りやすいです。ストレスなく息が入るのも特徴です。

Ebクラリネット|Vandoren Traditional 3 1/2
アタックがしやすく、はっきりとしたよく通る音が作りやすいです。


A2. Bbクラリネット|RICO RESERVE Classic 3 1/2
息を吹き込んだときの反応がよく、アタックがしやすいです。雑音が少なく、響きをつくりやすいのでpからfまで気持ちよく演奏できます。またリード自体の耐久性が良く、リードの表面が波打ちにくいです。このレゼルヴクラシックは求めていた程よい抵抗感が得られ、豊かな響きを作りやすくなりました。
Ebクラリネット|Vandoren V12 3 1/2
柔らかく、響きのある音を作りやすいので、アンサンブルの時に他の楽器とのバランスが取りやすいです。息が入れやすくストレスのないリードが多いので、自然にリラックスして演奏できるのもメリットです。


A3. リード1本1本の状態が良く、それを長期間保てるようにするため、一つのリードばかりを吹かないようにします。また、たまにリードを水道水で軽く洗い流すことによって、綺麗な状態を保ち、十分に振動してくれるようにします。リードの裏側表面は常に平らな状態を保てるように粗い紙でこすったり、平らなガラス板の上で保存するようにしています。


A4. fからpまで鳴らせるリードを選びます。良く振動するリードと言ったほうが良いでしょうか。息が入りにくく、ストレスを感じるものは最初の段階で省いていきます。リードを選ぶ際、リガチャーをつけず指で固定して吹き込んだときに良い響きのものを選ぶようにしています。また、発音がしにくかったり、スタッカートが切りにくいリードも選ばないようにします。演奏する場所の広さなどを考慮して、抵抗感を意識しながら選んだりもします。


A5. 箱から開けたばかりのリードは、裏側表面がまだ粗くて平らになっておらず均等に振動しにくいので、目の粗い紙などで平らになるようにこすります。また使いすぎてリードの裏側が水分により膨らんでしまったときも、同様にこすって平らにします。リードは水分が含まれると変形していくので、開けたばかりのリードは少し吹いて今日はおしまい、という過程をしばらく続けます(水分を含みすぎて透けないように注意します)。2ヵ月くらい経って安定してきたら、どんな状況で使えるリードかを選別していきます。

 

 

山本裕子

山本裕子 リード
A1. Vandoren Traditional
レスポンスが良く、初心者でも使いやすいです。
Vandoren V12
温かみがあり、豊かな音が出ます。
RICO GRAND CONCERT SELECT EVOLUTION(アンファイルドカット)
音はやわらかく温かみがあり、良く響きます。
RICO GRAND CONCERT SELECT THICK BLANK(ファイルドカット)
程よい抵抗感があります。また音はやわらかく温かみがあり、良く響きます。


A2. RICO RESERVE Classic
ばらつきが少なく、良く響き、やわらかい音が出せます。


A3. クラリネットはリードで調子が変わってしまう繊細な楽器なので、クラリネットの魅力が存分に出せるようなリードを選びたいです。


A4. レスポンスが良いのはもちろん、クラリネットの豊かな音色、響きが出せて、強弱などのコントロールができるようなリードを選びます。その中でも、それぞれの曲に合ったリードを選び、使い分けたりもしています。


A5. 最初から吹きすぎず、少しずつ吹きならして育てていきます。リードの種類にもよりますが、吹きならした後は少し期間を置いてから吹いたりもします。

 

 

中村奈央

中村奈央 リード
A1. Vandoren Traditional 3 1/2
様々なスタイルの音楽に幅広く対応したリードです。コシがあるリードなので、大音量でアタックをしても、豊かな響きで応えてくれるリードです。少しムチャをして吹いてもリードが助けてくれる……そんな頼りになる、出来る子といったイメージです。


A2. RICO RESERVE Classic 4
レゼルヴは言わずと知れた、約80年にも及ぶリードメイキングの集大成として開発された最高級ブランド。ティップの部分が薄く長めにカットされているため、繊細な音を出すことができます。ハートの部分は抵抗感のある、厚めのカットなので、はっきりとした発音がしたい時にもバッチリ応えてくれます。


A3. バスクラリネットを演奏するうえで、良いリードを選ぶことはとても重要なことだと思っています。リード1枚で、音色、発音、ピッチなど、様々なことが大きく影響を受けます。残念ながら1箱に入っているリードすべてが、自分に合った良い音が出せるリードとは限りません。自分に合うリードを探し、育てあげていくことが、クラリネットを演奏するものの使命だと思いますので、これからも自分に合うリードにこだわって、たくさん見つけて育てていきたいです。


A4. 音の立ち上がりが良く、はっきりとした発音ができること。そして豊かな響きのある音……あたたかみのある優しい音が出せること。自分が吹いている時の吹奏感もとても重要なポイントです。そして何より音色が大切だと感じています。


A5. 箱から出して、まずは外の空気に馴染ませます。そしてリードに水を片側ずつ付けて乾かします。次の日に少しだけ音を出し、そしてまた乾かします。それを毎日時間を少しずつ延ばしていきながら繰り返し、1ヵ月半〜2ヵ月後に少しずつ練習で使い始めます。

 

*COLORFUL LIVE INFO.*

カラフルクラシックス・コンサート
[日時]5/2(金) Open 18:30 Start 19:00
[会場] 大倉山記念館
[料金]前売 2,000円 学生1,000円(当日+500円)
[チケット予約] MAIL|colorfulcl@yahoo.co.jp まで

 





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