クラリネット記事
The Clarinet vol.50 Topics

vol.1 日本編



リチャード・モラレス
日本
ひこうき Ricardo Morales
Philadelphia交響楽団首席
使用楽器=B♭ & A:Buckun Moba

初めてお会いしたが、まずは人間性がすばらしい。そして何よりも音がいい。上手い! 際立つのはゆっくりなメロディが本当に上手くて心に染み入る点だ。彼は実に上手くKFを吹いた。オケのリハーサル前にホールで吹いたが、彼が綺麗なメロディを吹き始めると、ステージ上で練習中の弦楽器の人たちがスッと音を止めて聴き入るのが印象に残った。
今回行く予定がなかったPhiladelphia に行くことになったのも、この時に彼から是非と勧められたからである。これはクラリネットに携わる者同士の友情に他ならない。
日本
ひこうきAlan Kay
Orpheus室内管弦楽団首席
使用楽器=B♭ & A:Buffet R13

とても知的で紳士的な印象。日本には何度か来ていてなかなかの通と見た。約束の時間にきちんと現れ好印象。イデアルGにも興味を示したが、KF を吹いたとたん、Oh ! っていう感じ。特にアルティシモ音域にラクに上がれるのを絶賛。「買いたいほどいい」とも。詳しい話はVideoに残してくれた。
アラン・ケイ
ジョアン・スタンバーグ
日本
ひこうきJo-Ann Sternberg
Orpheus室内管弦楽団首席
使用楽器=B♭:Selmer Signature、A:Buffet R-13

音大のみでなく、普通の大学も出ているということからか、インテリジェンスが感じられるすばらしい人だった。KF は音がビロードのように柔らかく、すべての音が均等に鳴る。何よりも音程がいいことに驚いたそうだ。またB♭とA管の関係がいい。そしてアメリカでも売ってほしいとも。2週間ほど貸し出していただいて、自分の部屋やコンサートで使用して、これなら! となれば価格に関係なく買うであろう、とも。
東京でも会ったが、もう一度吹きたいと後日ニューヨークで再会。KFはかなり高く評価されている感じ。

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