〜クラリネットアンサンブルをやってみよう!〜 vol.40より転載

第2回 | 加藤純子 育てる!楽しむ!Clarinet Ensemble

学生のみなさんや一般の吹奏楽に所属しているみなさんは、そろそろアンサンブルコンテストの曲選び、練習に入る時期ではないでしょうか。今回は加藤先生がアンサンブルコンテストで良い演奏をするために大事なポイントを伝授してくれます。アンサンブルコンテストに出ない人も、アンサンブルの極意を押さえておきましょう。(※The Clarinet vol.40発売時のまま掲載しています。)

コンテストに参加することで上手くなる

こんにちは、加藤純子です。
9月に入ると、そろそろアンサンブルコンテストの準備が始まりますね。そこで、今回はアンサンブルコンテストについてお話しましょう。
クラリネットアンサンブルがどんなに楽しいかは前回お話しましたが、コンテストになると、楽しいだけではなく技術的なことや生活面でのことなど、乗り越えなくてはならないことがたくさんあります。
まるで、障害物競走のように次々に起こる問題を仲間と一緒に乗り越えていくことで、音楽的にもしっかり力がついてきます。クラリネットが上手いからコンテストに参加するのではなく、参加するから上手くなるんだと私は思っています。

CONTENTS

・「協奏曲 第13番」と「WEDDING DANCE」を例に具体的な練習も!
・様々な組み合わせが可能な編成についてや曲選びについて…etc

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加藤純子 Junko Kato
大分県立芸術短期大学付属緑が丘高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学卒業。卒業演奏会、各地での新人演奏会、皇居桃華楽堂にて御前演奏会に出演。A.プリンツの勧めによりウィーンホッホシューレに留学。
クラリネットを高橋郁子、村井裕児、アルフレート.プリンツに師事。
1980-2008年オブロークラリネットアンサンブルに在籍し、CD「オブローの魔法使い」、「オブローのティル」の制作にエスクラリネット奏者として参加。
1980-2017年世田谷学園クラリネットパート(アンサンブルコンテスト全国大会22回金賞受賞、日本クラリネット協会アンサンブルコンクール小.中.高等学生の部グランプリ3回)の指導者を務めた。
2017年、部活で吹奏楽クラリネット上達ブックを監修。
現在「世田谷おぼっちゃまーず」の指導、その他クラリネットアンサンブル、吹奏楽クラリネットパート、個人の指導をしながら室内楽を中心とする演奏活動をしている。
 
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