クラリネット記事詳細:Alvaro Zegers アルバロ・セヒェルス インタビュー│ON The Clarinet
画像

Alvaro Zegers アルバロ・セヒェルス

The Clarinet ONLINE

バスクラリネット&歌というユニークな現代音楽デュオ「Duo MUTIS」としても活動するチリ出身のクラリネット奏者、アルバロ・セヒェルスさん。昨年末に活動の場をフランス・パリから日本に移し演奏活動をスタートさせている。今回は、そんなバスクラリネットの鬼才アルバロ・セヒェルスさんに加え、Duo MUTISの前里亜夕美さんにも話を訊いた。

7月20日にコンサートを開催!

アルバロ・セヒェルス
アルバロ・セヒェルス

─アルバロ・セヒェルスさんは現在、日本を拠点に活動されていますが、日本の印象は?
Alvaro Zegers(以下A):日本に着いたのは2018年12月24日です。日本は大好きな国で、日本食はおいしいし、みんな礼儀正しい。道路はきれいだし、鉄道は時間どおりに来る。すべてが整然としています。そして、日本人は人を思いやる心を持ち、相手のことを考えられるというのも素晴らしいことです。チリの国民性と少し似ているところもあります。

─ 7月20日(土)に「Duo MUTIS(デュオ・ムティス)」と「アンサンブル・クラッシュ」のコンサートが行なわれますが、どんなプログラムですか?
前里亜夕美(以下、前里):ドイツで活躍している現代音楽アンサンブル「アンサンブル・クラッシュ」より、ヴァイオリニストの中山加琳さんと、低音クラリネットのジョン・キュサンさんを招いてコンサートを行ないます。プログラムは、P.ブーレーズやK.シュトックハウゼンなど有名な作曲家の作品をはじめ、委嘱作品を3曲演奏します。
お客様は耳だけだと疲れてしまうかもしれないので、いろんな物を使って目で見ても楽しめる演出も考えています。お客様が現代音楽に近づきやすく、面白いと思えるコンサートです。
また、今回のコンサートに向けてCall for Scores2019という企画を立てました。出演する4人のために曲を書いていただける作曲家を、学生限定で募集したんです。その中から計2名の作家を選出し、今回のコンサートで彼らの作曲した新曲を演奏します。これが一番の聴きどころです。

 
 アルバロ・セヒェルス

>次のページに続く


Information
Concert Modern「Mutis(ムティス)×CRUSH(クラッシュ)」

[日時]7月20日(土) 開場13:30、開演14:00
[会場]ノナカ・ミュージックハウス6階 ノナカ・アンナホール
[出演]Duo MUTIS<アルバロ・セヒェルス(Cl)、前里亜夕美(Vo)、Ensemble CRUSH<中山加琳(Vn)、鄭圭祥(ジョン・キョサン)(Cl)
[曲目]P.ブーレーズ:ドメーヌ、K.シュトックハウゼン:7つの日より、夏目昌和、渡辺裕紀子、C.モラレスによる委嘱作品(世界初演)、Call for Scores 2019選抜作品家によるメゾソプラノ・ヴァイオリン・バスクラリネゥト・コントラバスクラリネットのための四重奏(世界初演)、中橋祐紀:U-SHI Song、金ヨハン:as/con/dis/re-sonant 他
[料金]一般3,000円/学生2,500円(当日各500円増)
[問合せ]株式会社ノナカ・ミュージックハウス セルマー・ジャパン
  TEL03-5458-1521
  FAX03-5458-4010 
  www.nonaka.com/nonakamh/selmer


アルバロ・セヒェルス Alvaro Zegers
チリ人の父親、アメリカ人の母親のもと幼いころからスペイン語、英語のバイリンガルとして育つ。クラリネットの中でも、バスクラリネット・コントラバスクラリネットなどの低音クラリネットを専門とし、クラシックから現代音楽までレパートリーは多岐に及ぶ。チリ・カトリック大学でクラリネット奏法及び作曲法を学び、2011年渡仏。ヴェルサイユ地方音楽院、パリ・スコラカントルム音楽院・オーベルヴィリエ地方音楽院でクラリネット奏法を学び2018年ヴェルサイユ地方音楽院にて修士号取得。これまでにクラリネットをフィリップ・キューペル、アレクサンドル・シャボーに、低音クラリネット・現代音楽奏法をアラン・ダミアン、アラン・ビヤード、フィリップ・オィヴィエ・ドゥヴォー、岡靜代に学ぶ。2014 年、ピカルディー国際クラリネットコンクール、バスクラリネット部門2位。2015 年、第32回ランドゥ国際音楽コンクール、バスクラリネット部門1位。母国チリの大学から招かれマスタークラスや講演会を開催、日本でも現代音楽のマスタークラスを行なうなど後進の指導にも力を入れている。チリ人で唯一の、アンリ・セルマー・パリ社・アーティストセルマークラリネティスト。

Duo MUTIS デュオ・ムティス
2015年にメゾソプラノの前里亜夕美と、クラリネット奏者のアルバロ・セヒェルスによってフランス・パリで結成された現代音楽デュオ。これまでにヨーロッパ各国にて多くの若手作曲家の新曲を初演。2019年、アラン・ダミアン(元アンサンブル・アンテルコンタンポランクラリネット奏者)音楽監修にもと録音されたDuo MUTIS初のCD「Duo MUTIS 1」をリリース。同CDはチリ最大のクラシック音楽ラジオ局「Radio Beethoven」にて同年5月に全曲放送された。2019年5月に日本でのデビューコンサートを行なった。




この記事の続きはCLUB定期会員限定です。メンバーの方はログインしてください。 定期会員に入会するとこの記事をすべてお読みいただけます。

1   |   2   |   3   |   4      次へ>      





画像
画像