CD「Tapestry」リリース＆11月発売記念コンサート開催！
演奏活動と指導で高い評価を得ているフルーティスト菅井春恵さんと、今注目される若手演奏家・上畠由梨乃さん。
実はこの二人、母と娘。
2025.9.25に初の共演CD『Tapestry』をリリース。そして11月には、発売記念コンサートを開催する。
本誌としても「いつか親子対談を…」と願っていたところ、このニュースでついに夢が実現した。
取材協力＆写真提供：株式会社グローバル
ベストタイミングだったCD収録
麻やシルク、それぞれに異なる手触りや色合いがあるように、「タペストリー」という言葉には“重ねる、編み合う、時間をかけて織り上げる”という意味が込められています。
親子二人の音が交わり、新しい模様を織りなす今回のCDにぴったりだと思い、このタイトルを選びました。
でも実際に曲を並べてみると似た雰囲気になってしまうので、今回は私たちが本当に好きな曲を選んで収録しました。
その深い音楽性と確かな技術、そして温かな感性に支えられ、私たちの音楽は自然と息づき、より豊かに広がっていきました。
次ページにインタビュー続く
・親子共演への道のり
・フルートとの出会いと決意
・親子ならではの信頼と距離感
・学びと成長、そして次のステージへ
・プロへの一歩とこれから
・互いを尊敬し合う音楽家として
菅井春恵
静岡県出身。県立清水南高等学校芸術家音楽コースにて学び、第13回静岡県学生音楽コンクール管楽器高校生部門第2位。同年、第1回静岡県フルートコンクール高校生部門第1位を受賞。1993年国立音楽大学に入学。1994年第3回静岡県フルートコンクール一般の部第1位。同大学を卒業後、2001年、第6回フルートコンクール～びわ湖～第2位。同年第10回フルートコンヴェンションコンクール第1位、あわせてオーディエンス賞を受賞。2003年、第19回かながわ音楽コンクール第1位。フルートを稲葉敦子、上田恭子、大友太郎、P.マイゼンの諸氏に師事。また大学在学中より、J.ゴールウェイ、C.ラルデ、A.リーバークネヒトらの公開講座を受講し研鑽を積む。ソロ活動にとどまらず、室内楽やオーケストラでも活躍している。さらに国立音楽大学准教授、洗足学園音楽大学非常勤講師を務めるなど、後進の育成も精力的に行なっている。2021年春、1stアルバム「monologue」をリリース。
上畠由梨乃
2001年生まれ。8歳よりフルートを始める。国立音楽大学附属高等学校を経て、同大学を卒業。同時に、管打楽器ソリスト・コースを首席で修了。第71回全日本学生音楽コンクールフルート部門高校の部全国大会第1位。第23、25回びわ湖国際フルートコンクールジュニア部門、一般部門ともに第1位。第18回仙台フルートコンクール一般の部第1位。第40回かながわ音楽コンクールフルート部門一般の部第1位。その他受賞多数。史上最年少で東京オペラシティリサイタルホールにてリサイタルを開催し、好評を博す。G・マシャエキ＝ベア、M・ラリュー、R・グライス＝アルミン各氏等のマスタークラスを受講し研鑽を積む。これまでに、フルートを大友太郎、高橋聖純、菅井春恵、神田寛明、下払桐子、野原千代の各氏に、室内楽を坪井隆明氏に師事。現在はフリーランス奏者として、プロオーケストラへの客演を中心に、吹奏楽や室内楽など幅広く活動している。
Tapestry
【WWCC-8039】ライヴノーツ
［演奏］菅井春恵／上畠由梨乃(Fl)、石橋尚子(Pf)
［収録曲］上林裕子：時の外で、F.クーラウ：トリオ 作品119、A.F. ドップラー：プラハの想い出 作品24／アンダンテとロンド 作品25／華麗なるワルツ 作品33
菅井春恵＆上畠由梨乃 フルートデュオコンサート2025
［日時］11/21（金）19:00開演
［会場］HAKUJU HALL（東京）
［出演］菅井春恵／上畠由梨乃(Fl)、石橋尚子(Pf)
［曲目］C.P.E.バッハ：トリオ・ソナタ 二短調 作品145、G.フォーレ：ラシーヌ讃歌 作品21、上林裕子：時の外で、Isang YUN：歌楽、S.カーク＝エラート：シンフォニッツェ・カンツォーネ 作品114、A.F.ドップラー：華麗なるワルツ 作品33
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