楽譜に何を書く？─書き込みから見える大切なポイント─
みなさんは楽譜に書き込みをしますか？ また先生から書き込みをされたことはありますか？
もちろん何も書かない、ほとんど書かない人もいるでしょう。
でも書き込んだ文字は、当時の状況をつぶさに思い出させてくれます。その言葉が何十年も心に刻まれていることもあるでしょう。
そこで今回は楽譜の書き込みにスポットを当てました。
総論として東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者の神田勇哉氏に、そしてNHK交響楽団首席奏者の神田寛明氏やソリストとして活躍中の高木綾子さんなどにアンケートを実施しました。 あわせてみなさんの楽譜をどのように収納しているのかも画像を提供していただきました。 書き込みには珠玉の言葉が散りばめられています！
奏者紹介
神田勇哉 Yuya Kanda
東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。東京藝術大学を首席で卒業後、文化庁海外派遣研修生として渡仏。パリ地方音楽院、エコール・ノルマルにて研鑽を積む。これまでにアンサンブルofトウキョウ、藝大フィルハーモニア管弦楽団、カメラータ・ザルツブルグ、チェコ・フィルハーモニー弦楽三重奏団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。日本、フランスのコンクールにて、優勝および入賞多数。東京音楽大学非常勤講師。
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神田寛明 Horoaki Kanda
NHK交響楽団首席奏者・桐朋学園大学教授
東京藝術大学、ウィーン国立音楽大学にて学ぶ。日本管打楽器コンクールなどで第1位。東京藝術大学他でも指導にあたり、国内外多くのコンクールで審査員を務める。日本フルート協会特任理事。アジア・フルート連盟東京常任理事。60作品を越えるフルートアンサンブルの編曲や、多くのCDを発表している。音楽之友社から著作「上達の基本 フルート」監修楽譜「ケーラー フルート奏法の上達Op.33」が発売されている。
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高木綾子 Ayako Takagi
東京芸術大学、同大学院修了。日本フルートコンベンションコンクール優勝、日本管打楽器コンクール第1位、日本音楽コンクール第1位、新日鐵音楽賞、ランパル国際フルートコンクール第3位、神戸国際フルートコンクール第３位など多数の受賞歴を誇る。サンクトペテルブルク響、パリ室内管などとも共演。CDを多数リリース。東京芸術大学准教授をはじめ複数の大学で後進の指導にもあたる。今年デビュー25周年を迎え、東京、名古屋、神戸で記念リサイタルを予定している。
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池田さく子 Sakuko Ikeda
日立市出身。早大学文学部美術史卒業。桐朋学園短期大学卒業及び専攻科修了。パリに短期留学を重ね、コンセールラムルー管弦楽団首席FL奏者C.レイノー女史のもとで研鑽を積む。室内楽、オーケストラ、ライブ等、演奏活動を行っている。sakukoのペンネームで作編曲を行い、ミュージックエイト社よりフルート三重奏編曲譜が多数出版されている。指導歴20年以上、初心者から音大受験まで対応。CD「Blue call me」 WKCD-130
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中山広樹 Hiroki Nakayama
武蔵野音楽大学を首席で卒業、皇居桃華楽堂にて御前演奏、同大学院修了。そして渡仏しパリ・エコールノルマル音楽院高等演奏家資格クラスを満場一致のプルミエ•プリにて修了。シアターオーケストラトーキョー首席奏者を経て、青島広志ブレーメン楽団 フルート奏者。邦人作品の初演にも積極的で、林光氏、青島広志氏、上田真樹氏の委嘱作品などCD化や出版もされている。
スタジオボンジュール主宰、ムラマツフルートL C、テオバルト各講師。
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