サックス記事 ユッコ・ミラー YouTuberとしても大活躍の新時代サックスヒロインが新作をドロップ!
  サックス記事 ユッコ・ミラー YouTuberとしても大活躍の新時代サックスヒロインが新作をドロップ!
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THE SAX vol.107

ユッコ・ミラー YouTuberとしても大活躍の新時代サックスヒロインが新作をドロップ!

ARTIST

サックスYouTuberとしてもダントツの人気を誇るユッコ・ミラー。派手な面にばかりスポットが当たるユッコだが、実はサックスと音楽には真摯に向き合う向上心の強い実力派でもある。そんな彼女の新作アルバムは、前作から打って変わってエレクトリック・サウンドに乗ったカラフルなサックスが堪能できる仕上がりだ!

チャンネル登録者数20万人超と、サックスYouTuberとしてもダントツの人気を誇るユッコ・ミラー。テレビなどのマスメディアの露出もどんどん増えて、日本におけるサックス奏者の新たなシンボルとなりつつある。が、そういった派手な面にばかりスポットが当たるユッコだが、実はサックスと音楽には真摯に向き合う向上心の強い実力派でもある。そんな彼女の新作「Colorful Drops」は、正統派アコースティック・ジャズにアプローチした前作から打って変わってエレクトリック・サウンドに乗ったカラフルなサックスが堪能できる仕上がりだ!
(インタビュー・文:櫻井隆章/取材協力:キングレコード株式会社)

アルト、ソプラノ、EWIに加えてヴォーカルにも初チャレンジ!

ピンクの髪で知られるアルトサックス奏者、ユッコ・ミラーが、メジャー4枚目となるアルバム「Colorful Drops」を完成させた。キュートなルックスとスラリとしたスタイルでいながら、ジャズ愛を全面的に表した音楽性で話題の彼女だが、今回のアルバムはサックス奏者として、また作曲家として一段も二段も上がった彼女の「今」が楽しめる出来となっている。早速彼女に話を聞いた。

今回のアルバムを作るに当たって、何かコンセプトのようなものはあったのですか?
ユッコ
いや、特になかったんです。でも、このコロナ禍で、色々な曲を作ってみようと思いましてね。ラテンっぽい曲を作ろうとか、とても難しい曲を作ってみようとかって思い、作曲をしました。

そうなのだ。今回のアルバムは、実に様々なタイプの曲が収められ、だからこそのこのアルバム・タイトル、「色とりどりのドロップ」なのだろう。例えば『Hapi Hapi』などはサンバ・タッチの曲調で、まるで渡辺貞夫さんのアルバムに収められていても納得できるようなナンバーなのだ。曲の雰囲気だけでなく、アルトサックスのプレイの実力的にも。

ユッコ
え? そうですか? 嬉しいです。渡辺貞夫さんは昔から大好きな奏者なんですよ。もう、昔っから「カリフォルニア・シャワー」とかをよく聴いていたので、あんな曲を書いてみたいな、と思ったんです。

今回のアルバム、全9曲の内、スタンダード・カバーが一曲あるが、後はすべてオリジナルだ。共作者がいる曲もあるが、すべては ユッコがペンを執ったナンバーが並ぶ。アルトで演奏された曲が七つ、後はソプラノとEWIが一曲ずつ。これはどうして?

ユッコ
曲を作っている時に、このメロディだったらソプラノで吹いてみたいとか、或いは最初からEWIでプレイしてみようなんて感じでしたね。

そして何と、今回のアルバムで彼女はヴォーカリスト・デビューを果たしているのである。それが唯一のカバー曲である、『Fly Me To The Moon』なのだ。これは何故にこの曲を?

ユッコ
これは、サックスを演奏して何かを表現する延長線上に、歌っても良いんじゃないかと思ったんですね。で、この曲にしたのは、元から知られたジャズのスタンダードということもあったのですが、あの『エヴァンゲリオン』のエンディング・テーマにもなっている曲なので、多くの人が知っている曲なのではないかな、と思ったんです。私、元からYouTubeで『歌ってみた』というVTRも作っているんですね。なので、今回は自分のアルバムでも歌ってみた、ということで。
でも、とても複雑なコード進行のアレンジが為されていますよね? これは、その『エヴァンゲリオン』でのコード進行なのですか?
ユッコ
いえ、全然違います。これはこのアルバム用に為されたオリジナルのアレンジです。確かに歌い難かったかもしれません(笑)。

とは言え、彼女のヴォーカルは一聴の価値が充分にあるのだ。話す時の声とは大幅に違い、何処か気怠さというか、アンニュイな感じが漂い、実に個性的。かつ雰囲気が非常に良いのだ。ヴォーカル・レッスンを受けたことは?

ユッコ
いえ、全然(笑)。
 

次ページにインタビュー続く
・バックアップする名手ミュージシャンたちも随所でフィーチャー
・サックスの魅力を広めるために八面六臂の活躍ぶり
・ダイレクトに表現できてパワフルさが欲しい時に応えてくれる愛器

●CD Information
 
Colorful Drops,初回限定盤初回限定盤
Colorful Drops,通常盤通常盤
 
「Colorful Drops」ユッコ・ミラー(キングレコード)
初回限定盤【KICJ-90850】¥3,850(税込)
通常盤【KICJ-850】¥3,300(税込)

[収録曲]Smoky Light、New Experience、Be Myself、IKUSA、Hapi Hapi、Stream、Deadline Pressure、Fly Me To The Moon、For You
[演奏]ユッコ・ミラー(As,Ss,EWI,Vo)、岡聡志(Guit)、半田彬倫(Key,Vn,Prog)、須藤満/岡田治郎(Bass)、則竹裕之/渡邊シン(Ds)

 

登場するアーティスト
画像

ユッコ・ミラー
YUCCO MILLER

三重県伊勢市出身。3歳でピアノを始め、高校入学後に吹奏楽部に入りアルトサックスを始める。在学中よりパリやウィーンなどでの海外演奏を経験し、また数々のコンテストでグランプリを受賞。プロデビューして以来、国内はもとより韓国やマレーシアでのジャズフェスに出演、またキャンディ・ダルファーの来日公演やグレン・ミラー・オーケストラのジャパン・ツアーにゲスト出演するなどし、国際的にも活躍の場を広げている。2016年9月キングレコードよりメジャーデビュー。以降ほぼ毎年コンスタントにアルバムをリリースし、演奏面だけでなくバラエティに富んだ作曲能力も高く評価されている。また“サックスYouTuber”としても活躍中。チャンネル登録者数は約22万人(2026年2月現在)を超え、総再生回数は約5000万回。(2026年2月時点)。なかでも人気の「『名探偵コナン メインテーマ』サックスで吹いてみた」動画は約1300万回再生されている。2024年、2025年には人気沸騰中のピアノトリオ、H ZETTRIOと完全コラボしたアルバムを2作発表し大きな話題となった。さらに2025年、歌手 中西保志とコラボした『最後の雨 2025』のMVは約330万回再生され国内外からの反響を呼んだ。

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