加藤明久のクラリネット何でもQ&A

第8回「三悪状態/三重苦」

クラリネットを吹くと力が入ってしまい(特に首とか胸とか)、音が固くなってしまいます。治す方法はないのでしょうか?(大学生・岡山)

姿勢が悪い。呼吸が悪い。そして奏法が悪い、と見た。そんな状態で楽器を吹くのは直ちにやめて、力が入ってしまう原因が何なのかを考えてみる。……[続きはこちらから!!]

バスクラの中間のEの音は、元々“抜け”が悪いものでしょうか? いくら調整してもらっても、他の音にくらべて格段に抜けが悪い気がします。(主婦・東京)

あなたの愛する楽器だけがそうなのではなく、加藤の楽器も同じ。この問題は、中間のH音(記譜音)のピッチが上がること、開放のG音がぶら下がることと合わせて《バスクラの三重苦》と呼ばれ、業界では恐れられている。……[続きはこちらから!!]

加藤明久

Akihisa Kato

クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一の両氏に師事。 1983年、国立音楽大学卒業。その年より制定された矢田部賞を受賞。 第53回読売新人演奏会などの新人演奏会に出演。 第16回民音室内楽コンクール第1位入賞。 1984年、第1回日本クラリネット・コンクール入賞。 1985年、第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏部門でファイナリスト。 1988年、欧日音楽講座にて初のビュッフェ・クランポン賞を与えられる。第2回日本クラリネット・コンクール入賞。 1990年、NHK交響楽団に入団。 2019年、NHK交響楽団を退団。 2019年より昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。

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