
小林鮎美 オリジナルアルバム「seek」をリリース!

ブラジル音楽やオリジナル曲で演奏活動を行なっている小林鮎美さんの待望のアルバム「seek」がリリースされた。
昨年CLARINET ONLINEでインタビューを掲載したが、作曲と本格的に向き合うようになったのはコロナ禍のころだという。「コロナウイルスに感染したあと、体力は回復してきたものの家から出られない期間がありました。その時にふと、少し前に見た夏の夜の景色が思い出されたので、その時の印象をそのまま音にしようと自分なりに音にしてみたら、自然体で気楽に作ることができました。気張ったり気取らなくても曲が作れるということがわかり、自分の中でスッキリとしましたね。そこからオリジナル曲を集めてアルバムを作りたいと思うようになりました」
そう語っていたた小林さんのアルバムを聴いてみると、なんとも優しい気持ちになれる音楽なのだ。それは小林さんの音色に彼女の人柄が現れているからだと思う。柔らかく包みこまれるような音色で奏でられるオリジナル曲は、どこか懐かしささえ感じさせてくれる。
心が疲れている時やリラックスしたい時に心の琴線に触れるような、一筋の灯火を付けてくれるような、そんな暖かさがある一枚だ。
また作品の曲のタイトルがイメージを沸かせてくれるものになっている。例えば『春は思いのまま』『夢みる孔雀』『月に誘われて』……などは、情景が浮かんできそうなタイトルで、またそれが音楽に深みを与えてくれる。
またアルバムの最後の『Cor Ambar』は、4曲目に収録されている『琥珀になるまで』と同じ曲で、ヴォーカル入りバージョンだ。このヴォーカルを歌っているのがRoberta Campos(ホベルタ・カンポス)で、ブラジルでは知らない人はいないというほどの有名なシンガーソングライターである。コロナ禍に毎日インスタグラムに演奏をアップしていたことがきっかけで知り合い、今回の共演が実現したという。こちらもこのアルバムの聴きどころの一曲であろう。
また本アルバムは今年の1/8には各ストリーミングからもデジタルリリースをされた。SpotifyやApple Music、YouTube、LINE MUSIC、Amazon MUSICその他かなりの広範囲のストリーミングサービスから視聴できるのでこちらからもぜひアクセスしていただきたい。
このアルバムのリリース記念ライブが3月に開催される。アルバムの楽曲を中心に演奏される予定で、当日はくじ引き大会もあるとのこと。
小林さんの音色を会場でぜひ堪能してほしい。
なお小林さんのSNSやデジタル配信のことなど諸々のことが下記にまとめられているとのこと。
hhttps://linktr.ee/ayumikobayashi1081/4265.html

「seek」小林鮎美
[価格]¥3,300
[演奏]小林鮎美(Cl、作曲)、鳴海 碧(Pf)、紺田凌平(アコースティックギター)、山田“やーそ”裕(七弦ギター)、Marcelo Maia(フレットレスベース)、スペシャルゲスト:Roberta Campos(作詞、ボーカル)、Patrick Blancos(クラシックギター)
[収録曲]夢みる孔雀、春は思いのまま、青葉の果、琥珀になるまで、タルト・ゼネラル・レクラーク、Mekong16、The flowers of ChiangMai “early morning”、The flowers of ChiangMai“twilight”、SUNDAY TULIPS、おそとお茶会のテーマ、wander、うつろう、月に誘われて、Almejando Nuvens、Cor Ambar
※購入はhttps://payid.jp/item/90370682

Ayumi Kobayashi「seek」Release LIVE[日時]3/2(日)
[会場]南青山ZIMAGINE 開場13:00 開演13:30
[出演]小林鮎美(Cl、作曲)、鳴海 碧(Pf)、紺田凌平(アコースティックギター)
[料金]Charge¥3,800+DRINK
[問合せ・予約]南青山ZIMAGINE