アーティキュレーション本当にそれでいい?
「何となく吹く」からの脱出!
みなさんは、アーティキュレーションをどのくらい意識してフルートを吹いていますか?
最初から個人レッスンを受けてきた方なら、ある程度意識して演奏しているかもしれません。
しかし、個人レッスンを継続して受けた経験がない方や、吹奏楽を中心にフルートを吹いてきた方はどうでしょうか。アーティキュレーションは、単に音の切り方やタンギングの種類を指すものではありません。音楽に表情や意味を与える重要な要素であり、その違いによって演奏の印象や表現力は大きく変わります。
ところが、「吹奏楽あるある」とも言えるのですが、大きな音量の楽器に囲まれた合奏では、フルートのアーティキュレーションを細かく意識しなくても、何となく演奏できてしまうことがあります。また、一人で演奏を楽しんでいる方も、無意識のうちに自分の吹きやすいアーティキュレーションへと置き換えてしまい、そのこと自体に気付いていないケースも少なくありません。
本誌の読者のみなさんの多くは、クラシック音楽を演奏していることでしょう。バロック音楽では演奏者自身がアーティキュレーションを考える場面もありますが、それ以外の多くの作品では、作曲家によってアーティキュレーションが記されています。それは、作曲家が演奏者へ伝えたい音楽の語り口や表情を示す「楽譜上の言葉」の 一つだからです。
213号の特集では、アーティキュレーションを正しく演奏する意味と、そのための具体的な練習法にスポットを当てました。「何となく吹く」から一歩踏み出して、 あなたの音楽をさらに豊かにしてみませんか。





