File:02 |リーダー佐藤のレアな重大ミス リンクスのフルートしくじり学
その日の現場は、家から地下鉄一本。かつ演奏時間も短く、かなり緊張しないものでした。
しかし、まさにそれこそが敗因だったのかもしれません。
イラスト:松崎麻衣子
MAMI's COMENT
新幹線や飛行機だから！朝、けっこう早いよ！という仕事だと、数日前からスーツケースを出してみたり準備にもなんとなく気合いが入るものですよね。仕事の内容に優劣はない！はずなのに、漫画に描かれてみると、なんと気の抜けた一部始終でしょう……
ドレスがない！と気づいてからも、往生際悪く、休みで家にいる旦那に「今から20分で会場までドレス持って……無理だよね……」と、意味のない電話をしてしまいました。
幸い都心だったので、駅ビルにドレス屋さんがある！！と思いつき、タクシー＆ビルの中を全力疾走して奇跡的に本番に間に合い、軽い達成感を覚える程でした(笑) が、きちんと準備も終えて、なすすべなく「間に合うか〜〜？？？」とハラハラしていたメンバーのほうが、格段に緊張感が高まっていたことでしょう。
その日の打ち上げはスタッフさんの分も含め、すべてご馳走させていただきました。お陰様で、その後は現場に着くなり「すぐにドレス掛けてくださいよ！」と声かけしていただいたり、メンバーも新幹線で顔を合わせるなり「今日は（最低限）ドレスと楽譜と楽器があれば大丈夫なんだよね？」と確認し合うようになったりと、まあ今後に生かすことはできたかな……。メンバーのみんな、本番直前にスリリングな時間を味わわせてしまって、あの時は本当にごめんなさい！！！
一、楽屋に着いたら、忘れ物がないか速やかにチェック。衣装はすぐに、ハンガーに掛けましょう。
一、 仕事の内容に優劣はない。小規模、短時間であっても気を抜かないこと！
一、 失敗は、この上ない学びの機会と、前向きにとらえましょう。
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)
次回更新9月：「バスフルート松崎の遅刻ネタあれこれ」
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします！ お楽しみに！
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