THE FLUTE vol.178

フィンダのピッコロトリセツ講座 第8回

皆さんは、ピッコロのお手入れや取り扱い、もちろん奏法もですが「本当はどうするのがベストなんだろう??」と迷ったり悩んだりすることはありませんか?
このコーナーでは、皆さんにピッコロに関する正しい知識をレクチャーしていきたいと思います。皆さんが疑問に思っていたことが解決したり、目からウロコが落ちるかもしれない知識を得たり……きっと役に立つことと思います。
また、フルートオンラインとも連動して、説明するだけではわかりにくい取り扱いやお手入れの方法などを動画で解説もしますので、お楽しみに!
今回は、読者の皆さまから寄せられたお悩みに回答していきます。

はじめに…

アシスタントのハチと、工房にて

今回もチェコから、いただいた質問にお答えさせていただきます。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
チェコはまた最近感染者が急激に増え、規制が厳しくなってきました。そんな中でも毎年9月にある国際音楽祭(ドヴォジャーク・プラハやヤング・プラハなど)は予定通り開催され、無事成功に終わっています。
オーケストラやオペラ等演奏会も、観客を制限しながら行われていますが、早く通常の生活が戻ってくることを願うばかりです。今の様子ですと、残念ながらこの秋も私は日本へ行かれそうにありませんが(T_T)、よろしければこちらに疑問や質問をくださいね!
引き続き皆さまお元気で過ごされますように!

 
 
スタニスラフ・フィンダ Stanislav Finda
チェコ・南モラヴィア地方出身。フィンダ ピッコロ製作者。プラハ音楽院を経て、プラハ芸術アカデミー修士課程修了。プラハ芸術アカデミー在学中に、プラハ国民劇場オーケストラソロピッコロ奏者に就任。その後1978年〜2008年1月までプラハ交響楽団ソロピッコロ奏者を務めたほか、チェコフィルハーモニー管弦楽団、ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団等でも演奏した。オーケストラで演奏していく中で理想のピッコロが見つからないことから、ハンス・ライナーに弟子入りしその後自身で研究、製作を始める。オーケストラ奏者としての経験とその中での研究から生まれたピッコロは、これまでのピッコロのイメージを大きく変え多くの指揮者からも賞賛される。ピッコロはもちろんフルートの構造に対する知識も高く多くの演奏家からも信頼されている。

 

▶︎ 次のページに続く 
・頭部管の奥にたまった水滴をとりたい!
・ハイHをきれいに吹くには?
・合奏になるとピッチが低くなる

 


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