THE FLUTE vol.181

フィンダのピッコロトリセツ講座 第11回

皆さんは、ピッコロのお手入れや取り扱い、もちろん奏法もですが「本当はどうするのがベストなんだろう??」と迷ったり悩んだりすることはありませんか?
このコーナーでは、皆さんにピッコロに関する正しい知識をレクチャーしていきたいと思います。皆さんが疑問に思っていたことが解決したり、目からウロコが落ちるかもしれない知識を得たり……きっと役に立つことと思います。
説明するだけではわかりにくい取り扱いやお手入れの方法などを動画で解説もしますので併せてご覧ください。
今回は、読者の皆さまから寄せられたお悩みに回答していきます。

はじめに…

いちばん若いアシスタント、次郎(富山県出身、3歳)です

THE FLUTEの読者の皆様 お元気でお過ごしですか?
私が住んでいるチェコは、ずっとロックダウン状態が続いていて移動も制限されていますので、今プラハからも出られません。
そんな中、犬たちのおかげで癒されて元気にしています。
演奏会もなく生の音楽がある生活がどれだけ大切か、あらためて感じています。今春も日本行きは叶いませんが、皆様日本の春を満喫されてくださいね。今回もご質問をいただきありがとうございます。
文章でご説明するのは難しいこともありますが、少しでもピッコロを楽しく吹けるお手伝いができたら嬉しいです。

 
 
スタニスラフ・フィンダ Stanislav Finda
チェコ・南モラヴィア地方出身。フィンダ ピッコロ製作者。プラハ音楽院を経て、プラハ芸術アカデミー修士課程修了。プラハ芸術アカデミー在学中に、プラハ国民劇場オーケストラソロピッコロ奏者に就任。その後1978年〜2008年1月までプラハ交響楽団ソロピッコロ奏者を務めたほか、チェコフィルハーモニー管弦楽団、ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団等でも演奏した。オーケストラで演奏していく中で理想のピッコロが見つからないことから、ハンス・ライナーに弟子入りしその後自身で研究、製作を始める。オーケストラ奏者としての経験とその中での研究から生まれたピッコロは、これまでのピッコロのイメージを大きく変え多くの指揮者からも賞賛される。ピッコロはもちろんフルートの構造に対する知識も高く多くの演奏家からも信頼されている。

 

▶︎ 次のページに続く 
・身体の使い方と呼吸法
・音を聴き分けられる耳
・たくさんの演奏を聴いてみよう

 


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